開発チームの結成
選出したアイデアを全員に発表し、学生の希望を取り入れて開発チームを結成する。
ただし、1チーム8〜9名とし、計5チームとする。
チームの運営
システム提案書の提出以後は、教官指導のもとで、システム開発をチームで実施する。チームの開発体制は、固定的なピラミッド方式のみに限定するものではなく、メンバー全員が協議して各チーム独自の体制を決定するものとする。ただし、チームによるシステム開発を成功させるために、体制の一本化は必要である。また、教官との連絡およびチームのとりまとめのためにマネージャーを置く必要がある。
- マネージャーの役割
マネージャーは、以下の事項を行う
- 作業計画の管理
- 作業の進歩報告
- チーム内の技術検討会(レビュー)の議事進行
- マネージャー会議への参加とメンバーへの報告
- ドキュメント類の管理(ドキュメント管理担当者を監督する)
- 作業計画
各工程のはじめに作業計画をメンバー全員がおこない、以下の内容の作業計画書を作成する。
- 作業の目的を明確にする
- 作業の内容(何をどこまでやるか)を明確にする
- 作業の手順を明確にする
- 作業の期間を設定する。
- 作業の成果物を明確にする
- 作業の担当者を決定する
- 作業計画の管理
通常、授業時間のはじめに、各チームでミーティングを行い、各人がその時間の作業内容を簡潔に発表し、全員が確認する。その後、それぞれ作業に取り掛かる。マネージャーは出欠状況を指導教官に報告する。授業時間終了前に、再び全員でミーティングを行い、各人が作業進歩状況の報告をおこなう。各人は毎回の作業記録をつけること。なお、技術上の問題点が出てきた場合、マネージャーは、必要に応じて検討会をひらき、その対策を協議する。
- 作業の進歩報告
マネージャーは、週の終わりにチームの作業進歩報告書および個人の作業記録を教官に提出せねばならない。また、マネージャーは、チーム運営上の問題などを、適宜教官に申し出て、指導を受けること。
- チーム内技術検討会(レビュー)
作業計画、作業成果報告、技術課題などの検討をチーム全員でおこなう。チーム内で決定すべき重要事項は、メンバー全員で協議し、その合意に基づいて民主的に決めること。その他の事項についても、メンバーの承認が必要。
- マネージャー会議
教官は、適宜各チームのマネージャーを集め、協議・連絡をおこなう。マネージャーはその内容をメンバー全員に報告する。なお、各チームに共通の技術上の問題点を解決するために、必要に応じてチーム間でプロジェクトを作り、共同開発することができる。さらに、各チームの担当者間の技術交流会をもつことができる。マネージャー会議において、これらの調整等をおこなう。
- ドキュメント類の管理
ドキュメント管理担当者を置き、ドキュメント管理規定に従って行なう。
- メンバーの基本姿勢
- 本システムの開発に熱意と興味をもって取り組み、常に、自己の技術力の向上をめざすこと。常に前向きの姿勢で、困難な課題にも積極的に取り組むファイトをもつこと。
- 感情に流されることなく、物事を客観的かつ公平に判断することを心がけること。
- チームワークに徹し、かつ自分に割り当てられた作業は責任をもって実行し、チーム内での信頼関係を確立するよう努力すること。
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