FreeBSD ハンドブック : ソースツリーのガイドラインおよび方針 : Makefile 中の MAINTAINER
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18.1. Makefile 中の MAINTAINER

1996年6月.

FreeBSD 配布物の特定の部分が, 一人の人やグループによって保守 されている場合は, ソースツリーの当該 Makefile に

	MAINTAINER= email-addresses

が付け加えられています. これを記述することによって, この部分が誰 に保守管理されているかを世界中のユーザに伝えることができます.

この意味は次のとおりです:

保守担当者がそのコードを所有し, そのコードに対する責任を持っ ています. すなわち, その人がそのコードに関するバグの修正やトラブル報告 に対する回答をします. また, そのコードが寄贈ソフトウェアの場合には, そのソフトウェアの新しいバージョンに適切に追従させる作業をその人が行い ます.

保守担当者が決められているディレクトリに対して変更をおこなう場合は, 変更をおこなう前に, その変更内容を保守担当者に送って, 保守担当者にレビューをしてもらってください. 保守担当者が, 電子メールに一定期間応答しない場合にのみ, 保守担当者がレビューすることなしに, 変更をおこなうことが認められます. しかしながら, そのような場合でも可能な限り, 変更点を第三者にレビュー してもらうようにしてください.

もちろん, この義務を引き受けることができない人やグループを 保守管理者として追加することはできません. また, 保守管理者がソースツリー管理者 ("committer") である必要は ありません.


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Updated May 23, 1997