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名称 MIRS1603 開発完了報告書
番号 MIRS1603-REPT-0006
版数 最終更新日 作成 承認 改訂内容
A01 2016.2.17 秋山健太郎、石田智士、内山恭輔、遠藤大河、大濱佳美、片山碧、田中哲太、永田健太、野本大喜、橋本宗汰郎 初版
A02 2016.2.20 石田智士、内山恭輔、大濱佳美、片山碧、永田健太 第二版
事前チェックで指摘された点を修正
A01 2016.2.22 秋山健太郎、石田智士、内山恭輔、遠藤大河、大濱佳美、片山碧、田中哲太、永田健太、野本大喜、橋本宗汰郎 小谷先生 第三版
レビューで指摘された点を修正


目次

  1. はじめに
  2. 競技会結果
  3. 開発スケジュール分析
  4. 開発工数分析
  5. 総括
  6. 感想

1.はじめに

本ドキュメントは、MIRS1603の競技会結果を示すとともに、一年の活動を総括するためのドキュメントである。

2.競技会結果

競技会結果をTable1に示す。
Table1 競技会結果
現場急行タイム 数字認識 怪盗確保タイム
前半戦 31.1[s] × ×
後半戦 80.0[s] × 177.0[s]
現場急行は前半戦で31.1秒、後半戦で80.0秒かかった。後半戦は機体の不調から現場急行までにリスタートを多く要した。
競技会当日、数字認識のサーバ通信が出来ないエラーが発生したため、数字認識の達成は成らなかった。
後半戦の試合終了間際に確保を成功させた。

3.開発スケジュール分析

『MIRS1603 システム基本設計書』で示した開発スケジュールをFig.1に、 実際の開発スケジュールをFig.2に示す。


Fig.1 開発スケジュール


Fig.2 実際の開発スケジュール

Excelファイル:
mirs1603schedule.xlsx
mirs1603schedule_2.xlsx

3.1 メカ

11月中にすべてのメカ部品の図面を完成する予定だったが12月の最初の週まで時間を費やした。それは各部品の構造や寸法の検討を話し合いしていく上で仕様が定まらず、変更の度に図面や詳細設計書を編集していたからだ
12月は冬休み前に部品を製作し機体組み立てまで終わらせる予定だったが部品の製作までの作業となった。前の作業の遅れがあったものの、加工を分担してスムーズに作業したので部品の製作まで完了することができた。
また年明けは機体を早々に組み上げ、予定通りトラブル対応やプレゼンの準備をした。一部の部品の作り直しやタイヤの補修、エレキの作業のための機体分解など計画外の仕事が随時発生したため早期に製造を終わらせていたことが功を奏した。

3.2 エレキ

ソフト班の開発に迷惑がかからないようにスケジュールを組むつもりだったが、スケジュールを立てる頃には既に開発の遅れが出ていた。
12月初旬には各種基板の設計を終わらせておきたかったが、Kicadに慣れていなかったことに加えて、モータ制御ボード、ドータボード、Arduino拡張基板は設計が難航したため遅れが出た。
また基板加工機での加工でも、想定が甘かったり加工後に小さなミスに気づくことが多く、作り直しによるタイムロスがかなりあった。
その他にも基板とpinの固定やケーブルの作り直しなどで開発は遅れ、冬休みまでに基板作成を終えて年明けからはトラブルの対応に時間を費やす計画だったが、終盤まで加工が続いてしまい、 結果としてソフト班のスケジュールを遅らせてしまった。

3.3 ソフト

ソフトの開発は、エンコーダの廃止に伴って走行系のプログラムの新規開発が作業の中心となった。
この走行系プログラムの開発が主な遅れの原因となった。 予定スケジュールでは、冬休み前の2日間で開発する予定だったが、実際には年を越し競技会直前まで8日間の時間を要した。
その原因として、stateモジュールの実装時に回転角度と中心からのずれとのPD制御の実装に時間がかかってしまったためだと考えられる。

4.開発工数分析

競技会までの各班員の作業時間を集計した表をTable1に、グラフをFig.3~7に示す。
Table1 作業時間




Fig.3 全体の作業時間


Fig.4 メカ作業時間


Fig.5 エレキ作業時間


Fig.6 ソフト作業時間


Fig.7 各班の作業時間の割合


全体としてドキュメント整備・その他に多くの時間(計31%)を要している(Fig.3)。 メカ・エレキ・ソフトすべての製造・試験の時間ががほぼ均等であることが読み取れる。 また、システム統合試験が行われておらず、最後までおのおのの調整に時間が割かれていたことが読み取れる(Fig.3)。 メカ・エレキ・ソフトの作業時間がほぼ同じでありそれぞれの仕事に集中できていたことが読み取れる(Fig.7)。

5.総括

6.感想


沼津工業高等専門学校 電子制御工学科