2.3.1 モーターの正転、逆転信号の確認
PWM ±64の信号を
MIRSMG3G モータ制御ボード試験仕様書、”4.試験方法”
の実装図(fig.1)の測定位置にあるFETの出力部分を測定した。
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fig.1:基板実装図 |
fig.2~fig.5に確認された信号の波形を示す。
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fig.2:正転信号 測定位置@、Aの波形 |
fig.3:正転信号 測定位置B、Cの波形 |
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fig.4:逆転信号 測定位置@、Aの波形 |
fig.5:逆転信号 測定位置B、Cの波形 |
fig.2,fig.4のチャンネル1が@、チャンネル2がA、fig.3,fig5のチャンネル1がB、チャンネル2がCである。
正転のとき測定位置A、BにPWM信号、@に0V、Cに6Vの電圧が出力されていることが確認できた。
逆転のとき測定位置@、CにPWM信号、Aに0V、Bに6Vの電圧が出力されていることが確認できた。
2.3.2 PWM信号周波数の確認
fig.2~fig.5の波形により、約1kHzの短形波を確認できた。
2.3.3 モーターの正転、逆転の確認
目視により確認できた。
2.3.4 PWM値変更によるモーター回転速度の変化
PWM値を大きくすると早く回転することが、目視により確認できた。
2.3.5 FETの発熱
4分間モーターを最大出力で回転させたが発熱はなかった。
2.3.6 ロータリエンコーダのカウントの確認
正転、逆転させるとそれぞれ正、負のカウントをすることを確認できた。
2.3.7 ロータリエンコーダのカウントの線形性
ロータリエンコーダを1回転させると1460、2回転させると2920と値を出力した。
しかし、この値には誤差があり、本来はロータリエンコーダの分解能360P/Rに4逓倍回路で4倍出力されているので、1回転させると1440、2回転させると2880という値を出力するはずである。
ただ、手回しで測定したことを考慮すると、実測値からは線形性が保たれていると考えられる。