沼津高専 電子制御工学科

統合試験報告書

MIRS0705-SOFT-0003

改訂記録

版数

作成日

作成者

承認

改訂内容

A01

2008/01/22

細川

佐野

初版


目次

  1. 目的
  2. 使用器具
  3. 試験結果

1.目的

本ドキュメントでは、MIRS0601のシステム統合試験の実施報告書を記載するものである。

 

2. 使用器具

MIRS本体

・ポスト

・競技場

・定規

 

3. 試験結果

①機構試験

MIRS本体の大きさは、協議規定で定められた範囲(34cm×34cm)に収まっているか。

⇒定規で測定したところ、規定以内だったので合格とする。

②センサ試験

各センサの動作が正常かを確認する。

・タッチセンサ…TS1TS3、全てが正常に動作した。
・超音波センサ…USS1USS2は正常な値を返したが、USS3が安定して値を返さなかった。

⇒確認、補正が必要。

・白線センサ…前部、下部共に正常な動作をした。

③駆動試験

各駆動が正常に動作することを確認する。

・前進走行
・後進走行
・回転走行
・周回動作

どの動作も正常に行えた。
しかし、アームの展開が上手くいかないので修正が必要。

④モード動作試験

プログラムを実際に走らせ、各モードで正しい動作をするかを確認する。

・標準移動モード1
・標準移動モード2
・白線位置補正モード1
・白線位置補正モード2
・ポスト探索モード
・ポスト接近モード
・コース復帰モード
・ポスト番号取得モード
・ポスト獲得モード
・データ読込モード

プログラムの大まかな流れは正しく動作した。
しかし、ポスト探索の正確さ、ポスト接近距離や回転半径の値等に細かい修正点が見つかった。
また、白線位置補正モードが12共に上手く動作しなかった。

⇒白線位置補正のプログラムの組直しを早急に済ませる必要がある。
 また、値の修正はメカとの噛み合いに重点を置いて行っていく。

 

 

4. 総括

メカの大きな問題点は、アームの見直しである。
展開時の問題もそうだが、周回中にポストを押し切れない可能性があるので、素材自体の見直しも必要かもしれない。
エレキの問題点は、超音波センサの動作不備である。
原因究明と解決を早急に行う。
ソフトの問題点は、白線位置補正プログラムの不備である。
根本から見直す必要がありそうなであり、また、これが動かなければ他の動作も全て駄目になるので、早急に作り直す必要がある。

 

 


参考資料

MIRS0705-TEST-0002 統合試験仕様書