沼津高専 電子制御工学科

統合試験仕様書

MIRS0705-SOFT-0002

改訂記録

版数

作成日

作成者

承認

改訂内容

A01

2008/01/15

細川

佐野

初版


目次

  1. 目的
  2. 使用器具
  3. 試験内容
  4. 試験方法

1.目的

本ドキュメントでは、MIRSを構成する各要素およびそれらを統合したシステムの、試験の内容、手順、合否基準等を記述するものである。

 

2. 使用器具

MIRS本体

・ポスト

・競技場

・定規

 

3. 試験内容

①機構試験

MIRS本体の大きさが規定以内に収まっているかを確認する。

②センサ試験

各センサの動作が正常かを確認する。

・タッチセンサ
・超音波センサ
・白線センサ

前部白線センサの動作確認は、実際にポストを用いてポスト番号を認識できているかを確認する。

③駆動試験

各駆動が正常に動作することを確認する。

・前進走行
・後進走行
・回転走行
・周回動作

同時に、アームの展開ができるかを確認する。

④モード動作試験

プログラムを実際に走らせ、各モードで正しい動作をするかを確認する。

・標準移動モード1
・標準移動モード2
・白線位置補正モード1
・白線位置補正モード2
・ポスト探索モード
・ポスト接近モード
・コース復帰モード
・ポスト番号取得モード
・ポスト獲得モード
・データ読込モード

プログラムは「main」、「main_2nd」、「search_test」、「ws_test」を用いる。

 

4. 試験方法

①機構試験

MIRS本体の大きさが34[cm]×34[cm]以内に収まっているか定規を使って計測する。
収まっていれば合格とする。

②センサ試験

・タッチセンサ

タッチセンサが何もしていない状態で0、押した状態で1になることを全てのタッチセンサで確認する。
正常なら合格

・超音波センサ

超音波センサの前20cm200mの任意位置にポストを置き、距離を測定する。その距離を定規で測った実際の距離と比較し、ずれがどの程度かを確認する。
また、正対補正用の前部超音波センサ2門は、それぞれの値のずれも確認する。
それぞれ、誤差±5cm以内なら合格とする。

・白線センサ

前部白線センサは実際にポストを用いて、ポスト番号が読み取れているか、エンコードが上手くいっているかを確認する。
下部白線センサは、競技場白線上にMIRSを置き、白線センサの値と位置を確認する。
正常なら合格

③駆動試験

以下の動作を距離や角度を変えて行う

・前進走行
・後進走行
・回転走行
・周回動作

誤差が±5cm/1m、または±5°/360°ならば合格とする。

④モード試験

プログラム「main」、「main_2nd」、「search_test」、「ws_test」を行う。
望むべき動作をするかを確認する。
詳細設計通りの動きをしたら合格とする。

 


参考資料

MIRS0705 基本設計仕様書

MIRS0705 ソフトウェア詳細設計