沼津高専 電子制御工学科

エレクトロニクス詳細設計書

MIRS0504-ELEC-0001

改訂記録

版数

作成日

作成者

承認

改訂内容

A01

2005.10.31

奥澤・岡島

大木

初版

A02

2005.11.18

奥澤

大木

電子コンパスボード、白線センサボードの回路図を修正

A03

2006.1.20

奥澤

大木

白線センサボード構成図の変更、電子コンパスボードに説明を追加

アーム用モータの電源供給変更

目次

目的

標準機に変更を加えた部分

電子コンパスボード

白線センサボード

アーム制御ボード

ドータボード

           FPGAボード

 

目的

本文書は、MIRS0504におけるエレクトロニクス部の各回路基板の製造仕様書の作成に必要な事項を述べる。

 

標準機に変更を加えた部分

取り除いたもの・・・        白線センサ(競技場の白線判別用)、タッチセンサ、正面の赤外線センサ

追加したもの・・・           白線センサボード(ポスト番号判別用)、アーム制御ボード

         標準機に変更を加えた部分の構成図

          

 

電子コンパスボード(競技会では使用しない)

           MIRSが向いている方角を示す3bitの信号を出力する。

           電子コンパスボード回路構成図

          

           47×72ユニバーサル基板を使用して作成する。

 

           デジタルコンパスRDCM-802性能表

           こちら

 

白線センサボード

           5個の白線センサを搭載するため、標準では5bitの信号が出力される。

           これをプライオリティエンコーダ74148を用いて回路を設計し、3bitの2進数出力に変換する。

           FPGAボードにおける信号入力を2bit分節約できる。

白線センサボード回路構成図

          

           47×72ユニバーサル基板を47×26に切断したものを使用して作成する。

 

         74148詳細

           こちら

          

アーム制御ボード

FPGAボードからの入力信号が入った時にアームが動き出し、

アームに取り付けたタッチセンサが押されたらリレーによってスイッチが入れ替わり逆回転する。

そして、またタッチセンサが押されたら停止する回路である。

         アーム制御ボード回路構成図

          

 

           CADを使用して基板を作成する。寸法は下図のようになる。

          

 

リレーを動作させるための電源はFPGAボードからとり、モータを動作させるための電源は電源ボード(駆動用電源)からとる。

TS1はアームの後方に配置し、TS2はアームの先端、TS3はアームが最大まで伸びたときに押されるように配置する。

         タイミングチャート

          

 

ドータボード

 

           標準機のドータボードをそのまま利用する。

           回路切断やジャンパ線使用による回路の変更は行わない。

         ドータボード回路図

           こちら

 

         ピン配置

           灰色の部分は新しく追加した機能

ICソケットJP番号

FPGAのピン番号

名称

IN/OUT

機能

JP20A-1

144

RE_XB

IN

ロータリエンコーダX_B相

JP20A-2

147

RE_XA

IN

ロータリエンコーダX_A相

JP20A-3

148

RE_XB

IN

ロータリエンコーダY_B相

JP20A-4

149

RE_XA

IN

ロータリエンコーダY_A相

JP20A-5

150

WL1

IN

白線センサ信号1

JP20A-6

157

WL2

IN

白線センサ信号2

JP20A-7

158

WL3

IN

白線センサ信号3

JP20A-8

159

ARM

OUT

アーム制御信号1

JP20A-9

160

IRS1

IN

赤外線センサ信号1

JP20A-10

161

-

-

空き

JP20A-11

162

-

-

空き

JP20A-12

163

-

-

空き

JP20A-13

164

-

-

空き

JP20A-14

166

-

-

空き

JP20A-15

167

-

-

空き

JP20A-16

168

-

-

空き

JP20A-17

169

MR1

OUT

右モータPWM1

JP20A-18

170

MR2

OUT

右モータPWM2

JP20A-19

172

ML1

OUT

左モータPWM1

JP20A-20

173

ML2

OUT

左モータPWM1

 

名称

IO port Address [hex]

R/W

Port Name

機能

汎用入力

0140

R

GIO

デジタル信号入力
 

MP:モータ用電源のON/OFF

IRS:赤外線センサ(赤外線の有無の確認)

WL1-3:白線センサ1-3(3bitの2進数)

 

Bit

15

14-12

11-9

8-5

4

3-0

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

機能

MP

未使用

WL

未使用

IRS

未使用

3

2

1

汎用出力

0160

W

Arm

デジタル信号出力

 

0bit目のみ使用する。

アーム制御の信号出力に用いる。

2^20/(133*10^-6)≒7.9[msec]の間だけ“0”になるような信号を出力する。

 

 

FPGAボード

アームの信号出力を160番地の0bit目からJP20A-8に出力するように回路を変更する。

           各信号はFPGAのクロックに同期させる。

 


関連文書

 ドキュメント番号

ドキュメント名

作成者

MIRS0504-ELEC-0002

電子コンパスボード製造仕様書

奥澤

MIRS0504-ELEC-0003

白線センサボード製造仕様書

奥澤

MIRS0504-ELEC-0004

アーム制御ボード製造仕様書

岡島