沼津高専 電子制御工学科
MIRS0404基本設計書
MIRS0404-DSGN-0002
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2004.7.20 杉本 達也 石川 健太 初版
A02 2004.7.23 植松洋太 石川 健太 全面的に改訂


  1. はじめに

本仕様書はMIRS2004競技規定に基づき、MIRS0404チームの作成する小型自律ロボットの基本仕様を記述する。

  • システム概要
    1. システム要求
    2. 動作概要
    3. 1周目、2周目にわけ説明する。

    4. ハードウェア
    5. ソフトウェア

    6. 外観

    7. 図1


      図2

  • 機能性能
    1. ハードウェア

    2. エレクトロニクス
    3. 図3に今回のエレクトロニクス回路の図を示す。


      図3

      1. 下記については標準MIRS基板を使用するので MIRS データベースを参照すること


    4. ソフトウェア
      1. ライブラリ

        MIRS標準機と同じライブラリを用いる。


    5. 実現方法
      1. ハードウェア試験

        1. 超音波センサ

          上の機能性能で述べた機能が実現できるかどうか技術調査した結果、測定範囲に関しては実現可能であり、測定誤差に関してはポスト探索時には理想の誤差よりも大きくなってしまったが、ここでは方向を優先し距離に関してはおおまかでよいので無問題。距離が近いときの誤差は問題なく実現可能である。
          技術調査について詳しいことは以下のリンクを参考のこと。

          MIRS0404-TECH-0002

        2. 光学式マウス

          MIRS0404では2つの光学式マウスを搭載する、搭載の仕方を以下に記す。

          1. 1つ目の光学式マウスをシリアルポートに接続し、MIRSのCPUボードのPS/2ポートをキーボードポートとマウスポートに分岐させそこに二つ目の光学式マウスを接続する。搭載位置は図2を参照
          2. また、光学式マウスの返り値を移動量に変換することができたので座標をMIRS内に取ることも可能である。
            尚、技術調査については以下を参照。

            MIRS0404-TECH-0003

        3. シングルバンパー

          MIRS0404ではシングルバンパーを採用する。標準機の前方フレームより大きめのものに作り直す。
          材質は塩化ビニールを使用する。



      2. ソフトウェア

          動作概要を実現するための方法を示す。

          1. すべてのポストを見渡せる位置を探す

            スタート位置において、超音波センサで前方にポストがないことを確認したら(返り値がある値以上だったら)指定距離移動し、その場で360度回転してポストの数を確認する。この時、超音波センサの返り値の極小値の数をポストの数とみなし、指定数発見できたらその場所を中心位置とする。指定数発見できなかった場合は移動方向を変えて同様の動作を行う。

          2. ポスト位置の取得

            はじめにポストに近づくときは超音波センサの値をもとに近づくが、一度ポストの位置まで移動したらその座標を光学式マウスの値で記憶しておき、2周目の移動はその座標をもとに行う。これにより、MIRSの移動が絶対値指令になるので正確な移動が可能になるはずである。

          3. ポストからポストへの移動

            中心位置で回転することにより取得した各ポストの座標から、ポスト間を直接移動するための角度と距離を算出し、その結果をもとに移動する。



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