mule 上で Wnn を使って日本語入力を行う場合、仮名入力およびかな漢字変換は、以下の様な構成で行われます。
かな入力:たまご かな漢字変換:jserver (かな漢字変換サーバ)+ uum (フロントエンド)現在、演習室で使えるのは、フリーで提供されている Wnn4.2 です。 (最新バージョンの Wnn6 は、OMRON より市販されています)
(setq jserver-list '("localhost"))があることを確認します。この行がなければ、追加して下さい。
1999年の配布 .emacs では、for Wnn に続く3行が、Wnn に関するものですので、 これがコメントアウトされていれば(先頭に";"を付いていれば)、 ";" をはずして下さい。
.emacs に canna を使う設定があれば、それを削除またはコメントアウトします。 (Canna に戻したいということもあるかもしれませんので、コメントアウトし た方がよいでしょう。; をつけた以降がコメントアウトになります。)
1999年の配布 .emacs では、 for Canna に続く10行が、Canna に関するものですので、 これをコメントアウト(先頭に";"を付ける)して下さい。
1998年度以前の .emacs の配布では、「for Canna」に続くの8行が、Canna を ロードするためのエントリです。
最初に Wnn を起動した場合にのみ、 頻度ファイル(単語の使用頻度を記録したファイル)とユーザ辞書を 作成するかどうかを聞かれます。
全て質問 y と答えて下さい。これに答えると、
/usr/local/lib/wnn/ja_JP/dic/usr/username以下にユーザ枚に頻度ファイルとユーザ辞書ができます。
Ctrl + \ (コントロールキーとバックスラッシュキーを同時に押す)と 日本語入力モードになります。
トグルになっていて、「Ctrl + \」を押すたびに、 日本語入力モードと透過モード(無変換モード)が入れ替わります。
ミニバッファの表示はモードによって以下のようになります。日本語入力モード:[あ]E_: 透過モード:[--]E_E_ は、漢字コードが EUC であることを示しています。
かなを入力した後、スペースキーを押すと仮名漢字変換されます。
さらにスペースキーを押すと次の候補が表示されます。
リターンキーを押すと選択した漢字に確定されます。
かな漢字変換時のキー操作一覧を以下に示します。
Space 次候補 Ctrl + n 次候補 Ctrl + p 前候補 Meta + s 変換候補の一覧表示 Reterm 確定 Ctrl + f 次文節に進む Ctrl + b 前文節に戻る Ctrl + i 文節を縮める Ctrl + o 文節を伸ばす Ctrl + g 変換中止 Mata + h ひらがなに変換 Meta + k カタカナに変換
特殊記号の入力方法には次の2つがあります。
例 まる -> ○、◎、● ゆうびん -> 〒
「Ctrl + ^ 」を押すと、ミニバッファに記号入力: 0.JIS入力 1.記号 2.英数字 3.ひらがな 4.カタカナ 5.ギリシャ文字
が表示されるので、適当なモードを選択し、特殊文字を選ぶ。
「長澤」という漢字を人名として登録する場合
[あ]「長澤」 読み:ながさわ 登録辞書 0.ud 品詞名: 0.普通名詞/ 1.固有名詞 2.同士/ 3. 特殊な動詞/ 4.動詞以外の用言/ 品詞名: 0./ 1.人名 2.地名 3.人名&地名 4.固有名詞登録辞書 0.ud -> 品詞名 1.固有名詞 -> 品詞名: 0./ 1.人名 の順に選択する。
「ながさわ」という読みから「長澤」という単語を削除する場合
[あ]よみ:ながさわと入力する。 するとウィンドウに、
長澤 人名 辞書:ud/0 頻度:0 *長沢 人名&地名 辞書:地名(pubdic+)/4455 頻度:が表示される。 (*のついているエントリは、ユーザは削除できない。)
D 長澤 人名 辞書:ud/0 頻度:0
いいですか? (yes or no)の質問に、yes と答える。