こんな時はどうする？　ちょっとした書き方。

ファイルを開けなかったときに処理を中断させる方法。　
open (FH,"hoge.txt") or die;
本来ならば前と後ろを処理してからのorなのだが前が成立した時には後半部分はもう処理されないというperlの特性を利用したもの。
「die」はスプリクト強制終了の命令

時間を取得する方法

($sec,$min,$hour,$day,$mon,$year,$wday,$yday)=localtime();

localtime()という組み込み関数を用います。
戻り値は配列になっています時間を取るだけなら

($sec,$min,$hour)=localtime();

の様にすればＯＫです。
変数名は何でも良いです。変数名にかかわらずその順番で格納されます。

戻り値（名前は上記の順番とする）	内容
$sec	秒
$min	分
$hour	時
$day	日
$mon	月（０～１１）
$year	年（西暦－1900）
$wday	曜日（０～６【日～土】）
$yday	元旦からの日数

n日前の日付を取得する方法。

($sec,$min,$hour,$mday,$mon,$year,$wday,$yday,$isdst) = localtime(time - n*24*60*60);

cgiでcookieを使う方法
cookieを使うとちょっとしたデータをクライアント側に保存できます。

保存するとき
最初に表示するContent-type・・・・のところの\n\nの間に、
Content-type:text/html\n
Set-Cookie:　・・・　\n\n というように書きます。
Set-Cookie: 適当な変数名=値; expires=値; domain=値; path=値; secure

expires domain pathは省略可

読み込み　（環境変数を読み込むENVを用いて読み込みます。）

$変数名=$ENV{'HTTP_COOKIE'}

$変数名に「適当な変数名=値」が丸々文字列として得られます。

オプションパラメータ	意味
expires	cookieの期限（例：Thu, 1-Jan-2030 00:00:00 GMT）省略するとブラウザを閉じるまで、過去の時間を指定するとcookieが削除されます。
domain	cookieを発行するサーバー名省略するとそのサーバー名になる。
path	このパスにマッチした全てのページにcookieを送る。省略すると今のパスになる。
secure	セキュアな時のみcookieを送信。

使用例

print "Content-type:text/html\n";
print "Set-Cookie:namae=DK2001;expires=Thu, 1-Jan-2030 00:00:00 GMT\n\n";

$name=$ENV{'HTTP_COOKIE'};	#クッキーの取り出し
$name=~s/namae=//;		#「namae=DK2001」と取り出せるはずなので前半部分のnamae=をカット。

環境変数を参照する

$ENV{'オプション'};

オプション一覧

	オプション	意味
リモート（ブラウザ）の情報	REMOTE_HOST	リモートのホスト名
	REMOTE_ADDR	リモートのIPアドレス
	REMOTE_PORT	リモートのポート番号
	HTTP_USER_AGENT	ブラウザの種類
	HTTP_REFERER	リンク元アドレス
サーバー側の情報	SERVER_NAME	サーバーのホスト名
	SERVER_ADDR	サーバーのIPアドレス
	SERVER_PORT	サーバーのポート番号
	SERVER_SIGNATURE SERVER_SOFTWARE	HTTPサーバーの名前
	DOCUMENT_ROOT	サーバーのドキュメントルート
CGIスプリクトの情報	SCRIPT_NAME	スクリプトの仮想パス名
CGIスプリクトの情報	SCRIPT_FILENAME	スクリプトの物理パス名

暗号化
$a=crypt "文字列","キー（２文字）";
暗号化プログラム自体はLinuxのパスワードを暗号化するものを使っているだけなので標準で文字列は８文字までとなります。
８文字以上(MD5)を使う場合はキーの頭に「$1$」を付けます。

$a=crypt "文字列","$1$キー（２文字）";
（環境によって使えない場合があります。）
コマンドライン引数
@ARGVと言う名前の配列変数に入っていますので
$ARGV[0]

とかすればそのまま使えます。
htmlアドレスの自動リンク
正規表現で置換し<a href=・・・・という表現に書き換えてから表示します。
$bun =~ s/(http:[\w\.~\-\/\?&=@;#:%]+)/<a href=\"$1\" >$1<\/a>/g;
たとえば掲示板などに

http://yahoo.co.jp

と書き込むと自動的に

http://yahoo.co.jp

となるやつです。

ファイルのロック
掲示板などで複数の書き込みが同時に発生した場合ファイルの内容が消えることがあります。
それを回避するためにファイルをロックします。
基本的なパターンを下に示します

open(IO, "+< sample2.dat") or die;　　ファイルを入出力用で開く。

flock(IO,1);　　読み出し専用でファイルをロック。

while(<IO>) {ファイルを読み出す。
	@buf=(@buf,$_);
	$count++;
}

　　　　・
　 　　処理
　　　　・

flock(IO, 2);　　ファイルを書き込み専用でロック。

truncate(IO, 0);　　ファイルの中身をクリア。

seek(IO, 0, 0);　　ファイルポインタを先頭に移動。

foreach (@buf) {
	print IO $_;　　書き込み
} 

close(IO);　　ファイルを閉じる。

HTTPのログが見たいとき
自分の作ったCGIのエラーを解析するときなどに見てみると良いでしょう。
HTTPのログは/var/log/httpd以下にあります。
ログはテキストで書かれていますのでサーバにログインして
tail /var/log/httpd/error_log
などとすれば見られます。
文字コードを変更する
ＢＢＳなどでwindowsやlinuxなど様々なマシンからの書き込みに対応する時、
文字コードを統一するのに便利です。
これも賢い人が作ったjcode.pl
というモジュールを組み込むと簡単に出来ます。
require 'jcode.pl'
&jcode::convert(\$bun,"euc");
（例）文字コードが不明な$bunという変数の中身をeucコードにする。
jcode.plはhttp://srekcah.org/jcode/にあります。

こんな時はどうする？ ちょっとした書き方。

こんな時はどうする？　ちょっとした書き方。