Robokon'96を終えて 2年 常盤 彩
今年度ロボコン地区大会において快挙を成し遂げた。
全国大会においては寂しくも初戦敗退に終ったが・・・。
マシンを製作している当初、
こんなやわなマシンで大丈夫なのかと何度も不安に思った。
主な部分がシャーシであるαフレームで、
その中心に釣竿(又はパイプ)だったから。
地区大会で初めて他高専のマシンを見たとき、
自分達のマシンの小ささに驚いた。
(というか弱々しかったのだが。)
練習中はかなり大きく感じていたマシンが小さく見えた。
これには本当に驚いたし、自分達のメカの技術力の無さも痛感した。
ただ、他の部分はいけてたと思われます。
地区大会を終えてからの全国大会までの期間、
活動としてあまり良いものとは思えなかった。
地区大会までの追い込みが嘘のように
のんびりとしていたから。
結果として梱包前までずっと製作していたことになってしまった。
これは良くないことだと実感した。
1週間前には調整し終わっていて、
残り1週間は練習に専念するべきだったと思う。
この点で一番後悔したのは、
大会本番前慣れない滑走面で何度も走らせてしまったことだった。
今まで自分たちの体育館でやっていたものを
いきなりざらついた地面の上を走ったことで、
今までのキャスターのチェックとはまた違ったチェックをしなければならなかった。
やはりこれも本番前にやってしまった失敗なのだが、
私達のマシンは輪を落とす機構が微妙な調整で成り立っているのに、
本番前に変えてしまって練習をしなかったことだった。
ソレノイドを使っているのだが、そのソレノイドと下の輪取付機構が
うまくかみ合っていなかった為に落ちやすくなっていた。
今更こんなことを言ってもどうしようもないことだが、
反省点としては経験の為にいろいろ上げて覚えておくべきだと思った。
大会も終わってRoBoCoNメンバーとは会う機会が少なくなってきた。
(寂しいことだが・・・。)
今年の活動としては後片付けを残すだけとなった。
2年である私はまた来年もやりたいので下積みをして
基礎を理解したいと思うので、今年の経験を生かしたいと思う。
まだ上級生が在学しているうちは上からいろいろな情報をとりいれて
今年度のロボコンよりパワーアップさせたいと思う。
(ただ、今年は4年生が主体だったのでレベルの差がはっきりと出てしまうと思う。)
夏休み暑いとき毎日学校に通ったり、
大会直前は学校に泊まって作業をしたりと
端から見れば辛そうなこともなんだかんだ言って楽しかったと思う。
夏休みは同じメカの田中晶子と通い、
朝早い為に途中で「家で寝てたいね。」などと言っていたが、
いざロボコンがちょっと長めの休みに入ると「皆に会えなくてつまらない。」と
ぼやいていた。
ロボコンをやったことで知り合いがたくさん増え、喜ばしいことだと思う。
来年もできることなら出場したいので短い期間だが、基礎知識をばっちりにしたいと思
う。
ということで頑張るのでよろしくお願いします。
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