どの世界にも一般人には分からない隠語がある物です。
　ここではインターネット関連の隠語を紹介します。
　また、間違っているにも関わらず世間では当たり前に使われてしまっている言葉もあります。
　中にはこれらの間違った言葉を使うと怒ったり馬鹿にしたりする人もいるので覚えておいた方がいいかもしれません。

上げる、アップする
　インターネットにおいては、プロバイダにHP等のデータを送る事。
　広い意味で言うと、オンラインシステムで下位のマシンが上位のマシンにデータを渡す事。
嵐
　『荒らし』の当て字。
　掲示板やチャットなどで、故意に他の人を怒らせるような内容や意味不明の言葉を書き込んだりする人を指す。
逸般人
　文字どおり、普通じゃない人。
　いい意味では使わない。
打つ
　キーボードから文字を入力する事。
AT互換機
　昔IBMから出ていたIBM-PC/ATの互換機の事。
　最近のWindows用パソコンは大抵これ。
落ちる
【１】
　プログラムが異常終了する事。

【２】
　停電などのトラブルでコンピュータや周辺機器の電源が切れてしまう事。

【３】
　チャットなどの話の場から退出する事。
カキコ
　掲示板等に文章を書き込む事。
固める
　複数のファイルをひとつにまとめる事。
　ただまとめてひとつにするだけの物と、その際圧縮してサイズを小さくする物の二種類がある。
　tar、zip、lzhなどの形式がある。
串
　プロキシの事。
こん○○は
　『こんにちは』と『こんばんは』を兼ねた挨拶の言葉。
　ただし、○が伏せ字のようでこの挨拶を嫌う人も多い。
鯖
　サーバーの事。
信者
　あるひとつの物だけにのめり込み、周りがまったく見えていない人間の事。
　自分の価値観が世間の価値観だと勘違いしている事が多く、自分の考えに賛同しない人間に文句を言ったり怒ったりする。
　インターネットに限らず、世界にはいろいろな価値観の人がいるという事を忘れると、こういう駄目人間に成り下がってしまう事があるので注意。
　ただ、『大好き』程度の意味でおちゃらけて使う事もある。

例：Mac信者、セガ信者
デフォルト
　初期設定、手を加えない事。
　でも本来の意味は『やるべき事をやらない』
DOS/V
【１】
　日本語されたDOS。
　IBMの商標らしい。
　MS-DOSとは違う。

【２】
　IBM-PC/AT互換機の事。
　実は誤用。
飛ぶ
　ハードディスクなどのデータが消えてしまう事。
流す
　メーリングリストにメールを出す事。
　個人にメールを出す時は流すと言わない。
ネコミ
　ネットスケープコミュニケーターの略。
　でも普通はネスケと略す。
バージョンアップ
　アップグレードと言うのが正しい。
ハッカー
　本来は『コンピュータやネットワークなどに精通した人』という意味で、尊敬されるべき対象。
　ただ、最近は『コンピュータやネットワークに進入し、データを盗んだり破壊したりする人』という意味で使われる事が多い。
　こういう技術を悪用する人間は、クラッカーと呼ぶべきである。
半角カナ
　普通日本語のフォントは縦と横の長さが同じである。
　だが、カタカナだけは横幅が半分しか無い物があり、半角カナと呼ばれている。
　しかしマシン環境によってはハングアップしたりする事もあるので使わない方がいい。
ハンドル
　ネットワーク上で使うペンネームのような物。
　ハンドルネームと呼ぶ事もあるが、実は『ハンドル』という言葉の中に『名前』という意味が含まれている。
　よって、ハンドルネームという言葉は二重表現であり、正しくはハンドルと呼ぶべきである。
　『牛の牛肉』『女のおばさん』などと言っているのと同じような物だ。
ホームページ
　正しくはWebページ(ウェブページ）と呼ぶ。
　ホームページは『そのサイトの中の一番始めのページ』だけを指す言葉である。

類語：インデックスページ、トップページ
ほめぱげ
　ホームページの事。
　HomePageをローマ字読みした物。
モジラ
　ネットスケープコミュニケーターの事。
リンクフリー
　『自由にリンクを張ってください』という意味だが、実は和製英語。
　本来の英語では、『リンクから開放されている』＝『リンクを張るな』もしくは『リンクは無料』という意味になる。
レス
　掲示板などに書き込まれた内容に対して返事をする事。
　その際題名に『Re:』と付く事がある。
　『Re:〇〇』は〇〇についてという意味になる。
　『Re:』の語源には諸説ありますが、『regarding』『ラテン語のres』という説が有力。
　『レスポンス』の略では無いらしいです。
ROM(ロム)
【１】
　リードオンリーメモリーの略で、データ読み出し専用の記憶装置。
【２】
　リードオンリーメンバーの略で、掲示板やチャットなどを見ているだけで発言はしない人。
＞
　文章の引用を表す。
　例えば
────────────────────
＞私は○○に対して××だと思っています。
＞それは△△で□□だからです。
＞みなさんはどう思いますか？

　上の文章ですが、××では無く＊＊では無いでしょうか？
　△△なのは正しいと思いますが、□□は少し違うと思います。
────────────────────
というように使う。
＃
　『この文章にはコメントしないでください』という意味で使われている……らしい。
　実は正しい使い方が明文化されておらず、人によって使い方が違っていたりするようなのだ。
　無理に使って恥をかくぐらいなら使わない方がいいだろう。
＠
　メールアドレスで使われる記号だが、『Ｙ山＠Ａ研究室』などのように自分の所属を表す時に使う事もある。
　ただ、これも嫌う人がいる。