ホームページを作る




 インターネットと言えばホームページ(以下、HPと略)
 ためになる物、笑える物、綺麗な物、危ない物……世界中には様々なHPがあります。
 ただ、綺麗な絵や最新技術を使えばいいという物ではありません。  ここではよりよいHPを作るために気を付けなければならない事を述べます。


何故HPを作るのか?
 何故HPを作るのか?
 作ったHPで何を表現したいのか?
 HPを作る目的がはっきりしていなければマトモなHPなどできません。
 最近インターネットをする人が増えてHPの数も一気に増えましたが、前述した目的を持たないままに流行やなんとなくという気持ちで作られた内容の無い物も数多くあります。
 正直いってそういうHPは面白くありませんし、当然誰も来ません。
 自己紹介と日記だけのHPなんて誰が見ますか?(その日記が人を引き付けるだけの面白さをもっているなら別ですが)
 内容はなんだっていいのです。
 趣味について語ったり、コンピュータなどの解説をまとめたり、CGを描いて載せたり…
 もしそういった物が思い浮かばないのであれば、HPを作るのはやめた方がいいです。


まずは内容作り
 HPは内容が命です。
 HPは紙などのメディアに比べ、情報伝達が早いという特性があります。
 毎日、毎週更新など常に新鮮な情報を提供するのはいい売りになります。
 それとは別に、大量のデータを貯えデータベースとして利用するといった方法もあります。
 最も、人を引き付ける魅力的な内容を作る事ができれば、多少更新が遅くてデータ量が少なくても人はたくさん来るのですが。
 現に実質日記と掲示板だけしか更新してないのにカウンタがぐんぐん上がってるHPもあります。

 さて、当然の事ながら自分のHPですから内容の方は自分の好きなように作ってしまっても構いません。
 ただし、HPに公開した内容は全世界から見る事ができるという事を覚えておいてください。
 ですから、当然プライバシーに関わるデータ(住所、電話番号、勤め先など)は載せてはいけません。
 どこかの悪い人間があなたのHPを見ている可能性もあるのですから。
 同じように人の悪口なども控えた方がいいです(批評と悪口は違います)
 抗議された時に反論、議論できるだけの自信と度胸、ネットワークを介した攻撃を耐える技術があるなら止めはしませんが。


利用者の立場になって
IEとNCでは表示が違う
 現在よく使われているwebブラウザにはインターネットエクスプローラー(IE)と、ネットスケープコミュニケーター(NC)のふたつがあります。
 実はこのふたつ、互換性は完全でなく同じホームページでも表示が違ってくるのです。
 また片方でしか対応していな機能もあり、もう片方のブラウザで見ると何も表示されなかったりする事があります。
 ではどうするか?
 理想を言えば、両方のブラウザできちんと見れるように作るべきでしょう。
 でもどうしても片方でしか使えない機能を使いたくなるかもしれません。
 そのような時は目立つように『このHPは一部IEでなければ見れない部分があります』などと書いておきましょう。
画像の使い過ぎに注意
 画像の多様はファイルサイズの増大に繋がります。
 それはHPが表示されるまでの時間がかかるという事を意味し、利用者に大きな負担を強いります。
 インターネットに繋ぎ放題であるならともかく、時間で課金される人にとっては致命的です。
 こんな事で利用者が減ってしまってはやり切れません。
 特にインターネットが快適に利用できる環境の人は注意。
特殊な技術は控えめに
 ダイナミックHTML、レイヤー、JavaScript、Java、CGI、MIDI演奏……これらの技術を使えばあっと驚くようなインパクトのあるHPを作る事ができます。
 ただ、これらの技術を使うとHPが表示されるまでに時間がかかるという大きな欠点があります。
 それだけならばいいのですが、これらの中でも特に新しい技術を使う時は気を付けてください。
 利用者のブラウザがその技術に対応していない場合があるからです。
 どうしても新しい技術を使いたい場合は、新しい技術を使ったバージョンと普通のバージョンのふたつを用意するべきです。
フレームや別ウィンドウに注意
 ひとつの画面をふたつ以上に分けるフレーム。
 クリックすると別のウィンドウが開く特殊なリンク。
 これらの機能は、便利な時もありますが、逆に嫌っている人も多い諸刃の剣です。
 くれぐれも使い過ぎには注意してください。
情報の在処を明記する
 大企業の物など巨大なHPによく見られる事ですが、どこにどのような情報があるのかが初めて来た人にも分かるようにしなければなりません。
 解決策のひとつとしては、サイトマップというどこにどのような情報があるのか記載したページを用意する方法があります。
 最も、きちんと情報を分類して適切な名前を付ける事の方が大事なのですが。
こまめに更新
 どんなに面白いHPでも、何ヶ月も更新が無ければ利用者は離れて行ってしまいます。
 毎日、毎週とは言いませんがこまめに更新するようにしましょう。
 また、利用者が無駄足を踏まないように、分かりやすい場所(トップページなど)に最終更新日を書くべきです。


他のHPとのリンクは?
 大抵のHPにはリンクをどうして欲しいという記述があると思います。
 自由に張ってもよいと書かれているなら勝手に張ってしまっていいでしょう。
 リンクを張る前にメールが欲しいと書いてあるなら、きちんとメールを送ってリンクのお願いをするべきです。
 もしリンク厳禁と書いてあるなら素直に諦めましょう。
 なんでリンクを張ってはいけないんだと文句を言うのはお門違いです。

 さて、このネチケット講座では他のHPへのリンクをいくつか張っていますが、実は全て『自由にリンクを張ってもいいです』と書かれているものです。
 ……リンクを張ったという報告はしていませんが。


参考リンク
とほほのWWW入門



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