やってはいけない




 なんだかんだ言って、インターネットはコンピュータを介して利用せざるをえません。
 で、やっぱりコンピュータは難しい物であるわけです。
 よって、初心者にとっては何気ない、あるいは善意の行為が周りに被害をもたらしてしまう事があります。
 程度にもよりますが、もしそんな事になれば、周りから批判され、追い出されてしまうかもしれません。
 そういう事にならないように、ここでは初心者にありがちなやってはいけない事を書きます。


これは迷惑がかかります(比較的軽い物)
改行を忘れない
 改行、ようするに文字を打っている時リターンキー(Enterキー)を押して次の行に移る事です。
 初心者がよくやりがちな改行関係のミスとして、掲示板への書きこみがあります。
 よくあるのが、掲示板に書きこんだ内容がブラウザのウィンドウに収まりきれなくてはみ出してしまうケース。
 こうなってしまうと文章を読む際、横にもスクロールさせなければならないので非常に読みにくいです。
 文字を入力する時は、適当な所できちんと改行するようにしましょう。
 ただ、画面からはみ出すと勝手に改行してくれるタイプの掲示板もあるので注意。

 次はメールです。
 メールも自分で改行しないといけません。
 基本的にメールでは35〜40文字ぐらいで改行するのがいいと言われています。
(英文のような半角文字では日本語の倍の80文字ぐらい)


HTMLメール
 本来メールではただの文字しか扱えないのですが、中には文字の色やサイズを変えたり画像を貼り付けたりできる物があります。
 これがHTMLメールです。
 これを使えば今まで味気なかったメールが一転、華やかな物になります。
 しかし、相手がHTMLメールに対応していないメーラーを使っていたらどうなるか?
 文字の装飾などは無くなり、代わりに意味不明な文字列がごっそりと付いてきます。
 はっきり言って邪魔です。
 もしHTMLメールを使うのなら、相手のメーラーがきちんと対応しているか確かめてからにしましょう。
(そんな手間をかけるぐらいなら初めから普通のメールで出した方がいいような気もしますが)
 それにHTMLメールは非常に好き嫌いが激しいです。
 どんなに礼儀正しい文章でも、HTMLメールである時点で読まずに捨ててしまう人がいるくらいです。
 こうして見ると、HTMLメールの使用はメリットよりデメリットの方が大きいような気がします。


これでシステム破壊!?(深刻な物)
半角カナ、機種依存文字
 コンピュータで使われる文字の中には、特定のOSでしか使用できない物があったりします。
 それらを機種依存文字と呼びます。
 例え機種依存文字であっても、同じ種類のOSで使っている分には全然問題ありません。
 しかし、様々な種類のコンピュータが繋がっているネットワーク上で使ってしまったらどうなるでしょう?
 その部分だけ表示されない、意味不明な文字列が表示される。
 この程度で済むならまあいい方です。
 しかし、条件によってはマシンがハングアップしてしまう事もあるのです。
 これはたまりません。
 半角カナも同じです。
 時々、狭いスペースにたくさん文字を入れるため半角のカナを使用しているホームページがあったりしますが、こうゆう事は絶対にしてはいけません。
メーリングリストでの添付ファイル
 メールには様々な種類のファイルを添付して相手に送る事ができます。
 非常に便利な機能ですが、メーリングリストでは絶対に使ってはいけません。
 仮にあなたが100人参加しているメーリングリストに入っていたとします。
 そこであなたが50kBのサイズのファイルを添付したメールをメーリングリストに流したとします。
 そうすると、50kBのメールは100通に複製されます。
 つまり、50×100で5000kB=5MBです。  このような大きなデータを流されればネットワーク回線に負担がかかります。
 ネットワーク回線に負担がかかれば他の利用者に迷惑がかかります。
 さらに、メーリングリストの参加者が複数人同じプロバイダと契約していた場合は、サイズの大きな何通ものメールが同時にそのプロバイダに送られてくる事になります。
 もしそれでメールサーバーの容量を上回ってしまったら、パンクしてメールのデータが根こそぎ吹っ飛んでしまうかもしれません。
 ……長々と書いてきましたが、要するにメーリングリストにサイズの大きなメールを流してはいけないという事です。
メールのチェーンメール化
 チェーンメールとは、要するに『不幸の手紙』に類する物の事です。
 インターネットにおいては、コンピュータウイルスへの警告に見せかけたデマメールなどがあります。
 この情報を他の人にも教えて上げて下さいと言って、どんどんメールを増殖させている訳です。
 大量のメールが流れれば、ネット回線は圧迫されて他のデータの流れが邪魔されてしまいます。

 さて、上記の物は意図的に流されたチェーンメールですが、意図しないのにチェーンメール化してしまう場合もあります。
 実際にあった例では、被災等の義援金を募るメールがありました。
 皆が善意から知り合いに転送し、結果、チェーンメールになってしまったのです。

 メールは基本的に個人に情報を伝えるための手段です。
 不特定多数の人に伝えたい事があるのなら、ホームーページを作ったり、伝言板に書き込んだりするべきです。



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