ネチケットとは何か？ DS 10 江副正人

ネチケットの語源

ネチケットとは、「ネットワークを利用する上でのエチケット」という意味の造語
である。
インターネットの利用者が爆発的に増え、電子メールや文字会話、NEWSなどで、
見ず知らずの相手とコミュニケーションをする機会が多くなり、地球規模で喧
嘩をしたり、迷惑をかけたりする人が多くなった。
２、３年前くらいからアメリカでネットワークを利用する上でのエチケットの重要性が叫ばれはじめ、日本でも、大変大きな関心を持たれている。

ネチケットの具体的な内容

ネチケットは、法律ではないが、インターネットを利用する上でのルールとして
守るべきものである。
アメリカで有識者や専門家が協議し、ネチケットの具体的な内容を提案した。

ただし、あまりにたくさん、細かくあり、まだ初心者のみんなには難しいかもしれ
ない。基本的には、常識を考えて利用すればそれでいいのであるが、電子メールな
どは顔の見えないコミュニケーションなので、誤解も生じやすく難しい。

特に、日本人には独特の礼儀などもあり、言葉上の礼儀にうるさい人も大勢いるの
で、特に、目上の人や、見ず知らずの人と電子メールをやりとりする場合には、注
意が必要である。よけいな誤解を生まずに、喧嘩をしないためには、相手の気持ち
をできるだけ考えて電子メールなどをかく必要もあるだろう。
また、男性は、女性に対して、失礼のないようこころがける必要があるだろう。

ネチケットの具体的な例

インターネットの文化とパソコン通信の文化は異なる為、インターネットのネチケットとパソコン通信のネチケットは共通事項も多いですが、異なる場合もあります。ここでは上記文献(インターネット)からいくつか具体例を引用します。(分かりやすさの為に厳密な引用ではない事をお断りしておきます)

• クレジットカード番号やパスワードなど非公開情報はメールで送ってはいけない。メールは葉書と同じで安全ではありません。

• 100行を越える文章は長文であり、メールの題名に長文(Long)という言葉を入れて受け取り手に注意を促すべき。

• パソコンの機種に依存する特殊文字は使ってはいけない。特に日本語の場合は半角カナやシフトJISコードは使用禁止です。

• 他人のメールを引用する時、最近のメールソフトは自動的に>記号をつけてくれますが、全文を引用するのは無駄だし、非効率的なのでさけるべき。
  必ず不要行は削除してから引用すべき。

• 英語はすべて大文字で書くと、怒鳴っている(シャウト)事になります。
  UPPER CASE LOOKS AS IF YOU ARE SHOUTING.

• 英語の文章を強調する為にはシンボル記号(*)を使う。
  That *is* what I meant.

• 1行は必ず半角で65文字以内とし、最後に復帰改行(キャリッジリターン)を入れる。

• チェーンレター(幸福の手紙のように受け取ったら転送する事を強要するもの)は禁止されています。
  →ちよっと脱線:チエーンレターはいつも幸福の手紙の形にみえるとは限りません。1994年末に始まり95年3月に飛び交い、95年10月に再発したGood Timesメールがあります。この題名のメールを受信するとウィルスに感染するという注意を促すメールでこの危険性を他の人にも知らせてくれという内容のメールが駆け巡りました。転送した人はゴミメールをまき散らしただけでなく、自分はアホだ(単なるテキストメールではあり得ない話しなので)と宣伝している事にもなりました。(もっとも最近NIFTYで注意を促しているISHメールのように解凍して動かすと危ないものはありますので話しはややこしくなります)