N64、アメリカ年末商戦一人勝ち
アメリカにおける 97 年末のゲームソフトの売れ行きランキングが発表された。本年 2 月 3 日発信の Buisiness wire によれば、売れ行きベスト 5 タイトルは以下の通り。
1. スーパーマリオ 64(N64)
2. スーパードンキーコング 3(スーパーファミコン)
3. スターウォーズ:Shadows of theEmpire (N64)
4. スーパードンキーコング 2(スーパーファミコン)
5. キラーインスティンクト ゴールド(N64)
以下、ベスト 10 内には、6 位 クルージンUSA(N64)、8 位 ウェーブレース 64(N64)、9 位 モータルコンバット トリロジー(N64)がランクイン。任天堂関連のタイトルだけが売れまくっている、そんなアメリカマーケットの状況が良くわかる。
アメリカではゲーム機とPCの市場比率が、50対50でした。しかし、N64の登場により、比率が65対35にまで変化したそうです。アメリカでは、N64 の登場によって、「PC がコンシューマーを駆逐する」なんて意見さえもふっ飛ばした。アメリカではあんなにみんなが信奉していた PC さえもバカにし始めている。 TIME 誌の記事にしても、「あんなにバグだらけのインターネット、使いにくい PC を信奉していた我々がおかしかった」という陳謝のコメントとともに N64を評価する、という記事になっている。
11 月 18 日には、[64 ビットの魔術」というタイトルで、NINTENDO64が、タイムが選ぶマシーン・オブ・ジ・イヤーというものに選ばれている。これは、その年のもっとも優れた工業製品に与えられる、たいへん権威ある賞だということです。そんなところから見ると、N64の破竹の快進撃は当分納まりそうもありません。米では、「だせば、1年で800〜1000万台だっていけるんじゃない?」とさえいわれている。
どうなるにせよ、世界市場でのN64の一人勝ちの状態は、変わらないでしょう。3月からはヨーロッパでも発売されます。ヨーロッパ市場でも、N64は大変高く評価されているようです。中でも、マリオカートとゼルダの伝説の人気が高いそうです。どこまで行くか、楽しみですね。