沼津工業高等専門学校 専攻科
1学年 後期 NETWORK演習
所感:初めてネチケットについての文章を見ました。自分では分かっていることも少しありましたが、知らない部分がほとんどでした。 我々が世間で生活するのと同じように、ネットワークの中でもマナーがあることがはっきりしました。 他人に迷惑や不快感を与えない事を心において活動知るようにします。
インターネットであちこち探すとたいてい同じようなことがまとめてありました。 そこでよく使うEMAILについてかきました。そのほかは膨大な量となるので、直接ネチケットのホームページを参照してもらいたいです。
ネチケットは法律でも規則でもありません。ルールではなく、マナーやエチケットに相 当するものです。ネットワーク社会で自由に積極的に活動するためのものです。
自分がインターネットプロバイダーを通じた個人のインターネットアクセスを持っ ている場合を除き、電子メールの所有権については雇い主に必ず確認しておくこと。 電子メールの所有権についての法律は、場所によって変わる。
*自分が暗号化装置(ハードウェアかソフトウェア)を使っている場合を除き、イン ターネット上のメールは安全ではないものと考えておかなければならない。自分が葉 書に書かないようなメッセージ〔クレジットカード番号やパスワードなど他人に知ら れたくない個人情報や非公開情報など〕は決してメールに含めてはいけない。
*自分が複製する文書については、その著作権を考慮に入れること。ほとんどすべて の国では著作権法が制定されている。
*自分が受け取ったメッセージを他人に転送したり、再投稿する場合には、元の言葉 遣いを変えてはいけない。自分宛の個人的なメッセージを、あるグループに再投稿す る場合には、あらかじめ発信者に再投稿の許可を求めておかなければならない。メッ セージを短縮したり、関連する部分だけ引用しても構わないが、適切な出典〔もとの メッセージや発言者が特定できるような情報〕を必ず示すこと。
*電子メールでは、絶対にチェーン・レターを送ってはいけない。チェーン・レター はインターネットで禁止されている。自分のネットワーク利用権は無効にされるだろ う。もし自分がチェーン・レターを受け取ったならば、所属組織のシステム管理者に 連絡すること。〔チェーン・レター(チェーン・メール)とは、幸福の手紙(不幸の 手紙)のように別の人に同じ内容を転送することを要請する内容の手紙のこと。理由 の如何を問わず禁止されている。〕
*一般に、メッセージに応答する前に、自分宛に届いた全部のメールについて、最低 限サブジェクト(題名)だけでも点検しておくことは賢明である。時々、助け(また は確認)を求めて質問した人が、「気にしないで欲しい」という内容の別のメールを 送ってくることがある。また、自分が応答しようとするメッセージが確実に自分に向 けられたものであることを確かめること。自分が、主要な受け取り人ではなく、cc: されただけである場合もある。〔cc:は、同じ内容のメールを(参考のために)別の 人に転送することを指定するための電子メールのヘッダ〕
*自分が交信する相手が住んでいる地域は、世界中に広がっていることを覚えておく こと。至急返事が欲しいメッセージを送る場合、それが相手に届く時には、相手は家 で寝ているかもしれない。メールが届いていない、とか、相手が無視した、と思う前 に、相手の人が目を覚まして会社に行ってコンピュータにログインするために必要な 時間的余裕を与えること。
*受け取り人は、文化、言語、ユーモアの基準が自分自身とは異なっている人間であ ることを忘れないこと。日付の書式や、計測単位、慣用語は地域によって異なるもの だということを忘れないこと。特に、皮肉〔いやみやあてこすり〕には注意すること。
*MIME形式のものか、メーラがエンコード〔文字コード変換〕するものでない限り、 メッセージの中でコントロール文字や非ASCII形式データを含めてはいけない。エン コードしたメッセージを送る場合は、受け取り人がデコード〔解読〕できることを確 認しておくこと。 〔日本語の場合、半角カナやシフトJISコードの文字がこれに該当する。このほか、 JIS未定義領域文字は機種に依存するので相手の機種(環境)に配慮する必要があ る。〕
*1行の長さは、半角65文字未満に制限し、1行の終わりには1つの復帰改行(キャ リッジ・リターン)を入れること。
*メールには、メッセージの内容を反映するサブジェクト(題名)ヘッダをつけなけ ればならない。
*署名をつける場合、署名は短くしておくこと。経験則では4行以下が良い。多くの 人が、1分毎に接続料金を支払っていることを忘れてはいけない。自分のメッセージ が長ければ長いほど、相手はたくさん支払いをしなければならないのである。
*(今日の)メールが私的なものではないかもしれないのと同様、(今日の)メール (とニュース)は偽造をされたり、さまざまな程度の異常探知をごまかす操作を受け るかもしれない。あるメッセージが本物だと思い込む前に、常識の「現実性チェック」 を適用すること。
*自分が送ろうとするメッセージがどれだけ大きいのかを知っておくこと。ポストス クリプトファイルやプログラムなどは、メッセージを非常に大きくし、大きすぎて配 達できなくなったり、あるいは少なくとも過大な資源を消費してしまうことになる。 良い経験則は、50キロバイトよりも大きいファイルを送らないことである。ほかの方 法でファイルを転送するか、より小さい部分に分割して別のメールとして送ることを 考えること。
*頼まれてもいない大量の情報を他人に送ってはいけない。
そのたのネチケットに関するページ
http://www.edu.ipa.go.jp/mirrors/togane-ghs/netiquette/
参考文献
・ネットワーク・ワーキング・グループ
RFC(Request For Comments)文書番号:1855
FYI(For Your Information)文書番号:28
分類:Informational
サリー・ハンブリッジ著(インテル社) 1995年10月
高橋 邦夫訳(東金女子高等学校)1996年2月2日