1-1-2 トークのガイドライン
トーク(talk)は、2人の人がコンピュータを通して会話的な対話を持つことができ
る一群のプロトコルです。
- 手紙をタイプしたりメールを送る時と同じように、大文字小文字を混ぜて、適当な句読点を使いましょう。
- 行の終わりを越えてしまったり、単にターミナルの自動改行に任せたりしてはいけません;行の終わりには、復帰改行(CR)を使いましょう。また、あなたが使ってい
る画面サイズが、他の人と同じだと思ってはいけません。良い経験則としては、1行を半角70文字以内に収め、行数は12行を超えないようにしましょう(分割画面を使っているからです)。
- いくらかのマージン(余白)を残しましょう;画面の端に書いてはいけません。
- あなたの発言が終了し、相手が文字入力を開始しても良いという合図に、2回改行(空白行)を使いましょう。
- 交信を打ち切る前には、常にグッドバイなどのお別れの言葉を言い、相手からのお別れの言葉を待ってから切りましょう。このことは、遠く離れた相手と交信している
ときには特に重要です。あなたの交信を実現するためには、双方のバンド幅(通信パイ
プの太さ)と伝送時間(光の速度)を要していることを覚えておきましょう。
- トークが相手に対するある種の妨害活動であることを覚えておきましょう。使うのが適当な時だけに使いましょう。そして、赤の他人とは絶対にトークしてはいけませ
ん。
- 返事がない場合、その理由はいくらでも考えられます。何もかもがうまく作動していると思ってはいけません。すべてのトーク・プログラム間に互換性があるわけでは
ありません。
- トークは、そのままにしておくと相手を再呼び出しします。1回か2回は呼び出しさせてやり、つながらない時には終了させましょう。
- もし相手からの応答がない時には、ほかの端末を試してみても良いでしょう。どれが動いているかを見るにはfingerを使います。それでも相手が応答しない時には送信
を続けてはいけません。
- トークでは、あなたのタイピング能力がわかります。あなたのタイプ入力が遅くて、ミスタイプをした時、多くの場合、修正に時間をかける必要はありません。あなたが何を言いたいのかは、たいてい相手側でわかりますから。
- 複数のトーク交信をしようとするときには、慎重に行いましょう!
