1-1 利用者のガイドライン
1-1-1 電子メールのガイドライン
- あなたがインターネットプロバイダーを通じた個人のインターネットアクセスを持っている場合を除き、電子メールの所有権についてはあなたの雇い主に必ず確認しておきましょう。電子メールの所有権についての法律は、場所によって変わります。
- あなたが暗号化装置(ハードウェアかソフトウェア)を使っている場合を除きインターネット上のメールは安全ではないものと考えておかなければなりません。あなたが葉書に書かないようなメッセージ〔クレジットカード番号やパスワードなど他人に知られたくない個人情報や非公開情報など〕は決してメールに含めてはいけません。
- あなたが複製する文書については、その著作権を考慮に入れましょう。ほとんどすべての国では著作権法が制定されています。
- あなたが受け取ったメッセージを他人に転送したり、再投稿する場合には、元の言葉遣いを変えてはいけません。あなた宛の個人的なメッセージを、あるグループに再
投稿する場合には、あらかじめ発信者に再投稿の許可を求めておかなければなりません。メッセージを短縮したり、関連する部分だけ引用しても構いませんが、適切な出典〔もとのメッセージや発言者が特定できるような情報〕を必ず示しましょう。
- 電子メールでは、絶対にチェーン・レターを送ってはいけません。チェーン・レターはインターネットで禁止されています。あなたのネットワーク利用権を無効にされ
るでしょう。もしあなたがチェーン・レターを受け取ったならば、所属組織のシステム管理者に連絡してください。〔チェーン・レター(チェーン・メール)とは、幸福の手紙(不幸の手紙)のように別の人に同じ内容を転送することを要請する内容の手紙です。理由の如何を問わず禁止されています。〕
- よい経験則:送信する内容には慎重さを、受信する内容には寛大さを心がけましょう。たとえ挑発されても、激情的なメッセージ(これを「フレーム(flames;炎)」と呼びます)を送ってはいけません。一方、もしあなたが火あぶりにあって〔非難されて〕も、驚いてはいけませんし、フレーム・メッセージに対しては応答しないのが賢明なやり方です。
- 一般に、メッセージに応答する前に、あなた宛に届いた全部のメールについて、最低限サブジェクト(題名)だけでも点検しておくことは賢明です。時々、助け(また
は確認)を求めて質問した人が、「気にしないでください」という内容の別のメールを送ってくることがあります。また、あなたが応答しようとするメッセージが確実にあなたに向けられたものであることを確かめましょう。あなたが、主要な受け取り人ではなく、cc:されただけである場合もあります。〔cc:は、同じ内容のメールを(参考のために)別の人に転送することを指定するための電子メールのヘッ