GridLayout の使用方法

次のアプレットで、GridLayout が動作する様子を示す。

使用中のブラウザは 1.0 Java アプレットを実行することができない。したがってここではプログラムが起動するウィンドウの画像を示す。

上記のアプレットからわかるように、GridLayout はセルのグリッドにコンポーネントを配置するものである。各コンポーネントはそのセル内で使用可能なスペースをすべて使い、各セルはまったく同じサイズになる。 GridLayout ウィンドウのサイズを変更すると、GridLayout はそのコンテナで新たに使用可能になったスペースをもとに、できるだけセルが大きくなるようにセルのサイズを変化させる。

以下に、GridLayout とそれが管理するコンポーネントを作成するコードを示す。(プログラム全体も参照できる。このプログラムは、AppletButton を利用してアプレットの中で動作するか、またはアプリケーションとして動作する。)
//2つの列と未指定の数の行をもつ GridLayout を構築する。
setLayout(new GridLayout(0,2));
setFont(new Font("Helvetica", Font.PLAIN, 14));

add(new Button("Button 1"));
add(new Button("2"));
add(new Button("Button 3"));
add(new Button("Long-Named Button 4"));
add(new Button("Button 5"));
この構築子は 2 つの列と必要なだけの行をもつインスタンスを作成するよう GridLayout クラスに指示している。これは GridLayout の 2 つの構築子のうちの 1 つである。両方の構築子の宣言書式は次のとおりである。
public GridLayout(int rows, int columns)
public GridLayout(int rows, int columns,
                  int horizontalGap, int verticalGap)
rows (行) と columns (列) 引数の少なくとも 1 つはゼロ以外でなければならない。2 番目の構築子への horizontalGap とverticalGap 引数では、セルの間に置く空白のピクセル数を指定することができる。空白の値を指定しない場合は、デフォルトでゼロになる。(上記のアプレットで目に見える空白があるのは、Button がその表示エリアの周りに余分なスペースを確保しているためである。)

コンテナ内にコンポーネントを配置する