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データグラムについて

ネットワーク上で通信するアプリケーションの中には、TCP が提供する信頼性の高い 、二地点間のチャネルを必要としないものもある。むしろ、到着や到着の順序が保証 されない、独立した情報のパッケージを配信する通信モードの利点の方が大きいアプリケーションもあるのである。

UDP プロトコルは、データグラム と呼ばれるデータのパケットをアプリケ ーションが送信し合う、ネットワーク通信のモードを提供する。java.net パッケー ジの DatagramPacket と DatagramSocket クラスは、UDP を使って、システムに依存 しないデータグラムを実装する。

データグラムとは何か?

データグラムとは、ネットワーク上で送信される、独立した、自己充足的なメッセー ジのことであり、到着、到着時刻、および中身は保証されない。

データグラムのクライアントとサーバを書く

このセクションでは、通信にデータグラムを使用する 2 つの Java プログラムを紹介する。サーバ側は、その DatagramSocket を監視し、クライアントから要求される たびに有名な引用文をクライアントに送信するクォートサーバである。クライアント 側は、サーバの 1 つの要求を作成するだけの簡単なプログラムである。


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