これらのオプションはさまざまなファイルシステムへのサポート
を追加します. 少なくともブートするためのデバイスのサポートを含
める必要があります. 標準的にはハードディスクからブートするので
あれば FFS
, ディスクレスワークステーションとしてイー
サネットからブートするのであれば NFS
です.
一般的に利用される他のファイルシステムをカーネルに含め, あまり
利用しないファイルシステム (多分 MS-DOSファイルシステム?) のサポー
トをコメントアウトすることができます. これは Loadable Kernel
Module ディレクトリ /lkm
から, 最初にそのタイプのファイ
ルシステムがマウントされる時に動的にドライバがロードされるからです.
基本的なハードドライブ ファイルシステムです. ハードディ スクからブートする場合は残しておいてください.
ネットワーク ファイルシステムです. Ethernet経由で Unixファ イルサーバからパーティションをマウントする予定がない場 合はコメントアウトすることができます.
MS-DOS ファイルシステムです. ブート時に DOSフォーマット
のハード ドライブをマウントする予定のない場合はコメン
トアウトしても安全です. 先に示したように, DOSパーティ
ションをマウントする時に自動的にロードされます. また
(ports コレクションにある) mtools
という素晴
らしいソフトウェアにより mount , unmountなしで DOSフロッ
ピーにアクセスすることができます (これは MSDOSFSも必要
ありません).
CD-ROMのための ISO 9660 ファイルシステムです. CD-ROMを 持っていないか, 時々 データ CDをマウントするだけならコ メントアウトしましょう (データ CDを最初にマウントする 時に動的にロードされます). オーディオ CDはこのファイル システムは必要ありません.
プロセス ファイルシステムです. これは疑似的なファイルシ
ステムで /procにマウントされ, ps(1)
などのプロ
グラムがプロセスに関してより詳しい情報を与えてくれるよ
うになります.
メモリマップド ファイルシステムです. これは基本的に一時
ファイルを記憶するための高速な RAMディスクで, 大きな
swap領域がある場合に有効です. MFSパーティションをマウ
ントするに適した場所は多くのプログラムが一時ファイルを
置く /tmp
です. MFS RAMディスクを /tmp
にマウントするには以下の内容を /etc/fstab
に追
加してリブートするか mount /tmp
とタイプします.
/dev/wd1s2b /tmp mfs rw 0 0
注:/dev/wd1s2b
をあなたが使用して いるswap パーティションに置き換えてください. これは以 下のように/etc/fstab
に書かれているでしょう.
/dev/wd1s2b none swap sw 0 0
注: また, MFS
ファ
イルシステムは動的にロードすることはできません. したがって使いたい場合はコンパイル時に
カーネルに含める必要があります.
ディスククォータを有効にします. アクセスが公開されてい
るシステムで (一人のユーザが) /home
パーティショ
ン (全体) をあふれさせることができないようにそれぞれのユーザ
にディスククォータを発行することができます.
ディスククォータについての詳しい内容は
ディスク クォータの章を見てください.