FreeBSD ハンドブック : 開発の最前線: FreeBSD-current と FreeBSD-stable : FreeBSD の安定状態の持続 : FreeBSD-stable を使う
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16.2.3. FreeBSD-stable を使う

  1. FreeBSD-stable メーリングリスト <freebsd-stable@FreeBSD.ORG> へ加わってください. このメーリングリスト では, stable の構築に関連する事柄や, その他の注意すべき点 に関する情報が流れています. また開発者は議論の余地がある修正や変更 を考えている場合に, このメーリングリストで公表し, 提案された変更に 関して問題が生じるかどうかを返答する機会をユーザに与えます. メーリングリストに参加するには, <majordomo@FreeBSD.ORG> へメッセージの本文に 次のように書いたメールを送ってください:
                subscribe freebsd-stable
    
    オプションとして本文に `help' と書けば, Majordomo は私たちがサポー トする様々なメーリングリストに参加 / 脱退する方法に関する詳しいヘ ルプを送付します.
  2. ftp.FreeBSD.ORG からのソースの入手. 以下の 3つの方法で おこなうことができます :
    1. CTM 機能を使用する. 転送レートが 安定している TCP/IP 接続でない場合は, この方法が適して います.
    2. cvsupこの supfile を用いて使用する. 一度コレクション全体を入手してしまえば, 前回からの変更部分だけですむので, 2番目に推奨される方法で す. 多くの人が cron から cvsup を実行し, 自動的にソースコー ドを最新の状態に保っています.
    3. ftp を使用する. FreeBSD-stable 用のソースツリーは 常に次のところで「公開」されています : ftp://ftp.FreeBSD.ORG/pub/FreeBSD/FreeBSD-stable

      私たちはまた, tar/compress でツリー全体を入手できる `wu-ftpd' を使用しています. 例えば :

                  usr.bin/lex
      
      に対して:
                  ftp> cd usr.bin
                  ftp> get lex.tar.Z
      
      とすることにより, ディレクトリ全体を compress された tar ファイルとして入手することができます.

  3. 基本的には, ソースに迅速でオンデマンドなアクセスが必要で, 接続のバンド幅が問題でなければ, cvsup か ftp を使いましょう. そうで ない場合は CTM を使いましょう.
  4. stable をコンパイルする前に, /usr/src にある Makefile をよ く読んでください. 少なくとも一回はアップグレードの処理の一部として 最初に `make world' を実行するべきでしょう. FreeBSD-stable メーリングリスト <freebsd-stable@FreeBSD.ORG> を読めば, 次 のリリースに移行するに当たって時々必要となる既存システムからの新シ ステムの構築手順についての最新情報が得られるでしょう.


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Updated May 23, 1997