沼津高専 電子制御工学科
MIRS標準機 OS インストール手順書
MIRSSTND-SOFT-0002
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2004.05.27 牛丸 牛丸 初版

1. 目的

本ドキュメントは、MIRS標準機へのOSのインストール、すわなち、フラッシュメモリ(DiskOnModule)への OS の インストール手順を示すものである。

2. インストール手順

1FD Linux の一つである HAL91 を使い、サーバ上のOSイメージを、フラッシュメモリにコピーする手順を以下に 示す。
  1. ブートディスクの用意

    HAL91(NFS対応版)のブートディスクがなければ、ここから hal91nfs.imgをダウンロードし、

       # dd if=hal91nfs.img of=/dev/fd0
    
    として、イメージを FD にコピーする。

  2. ハードウェアのセットアップ

    1. 電源付ラックに、CPUボードを装着する。
    2. CPUボードには、DiskOnModule を装着し、電源ケーブルを接続する。
    3. FDD用フラットケーブルを用いて、フロッピーディスクドライブを接続する。
      • フラットケーブルの捻れている側を FDD に接続する。
      • FDDの1番ピンを確認し、フラットケーブルの1番ピン側(赤い線の入っている側)に接続する。
      • 電源ケーブルの接続も行なう。
      BIOSの設定確認
    1. 電源投入後に DEL キーを押し続け、BIOS に入る。
    2. STANDARD SETUP で、Drive A: None となっている場合は、PageUp/Downキーで 1.44M 3.5in に変更する。
    3. FUTURE SETUP で、Boot Sequence を、A,C,CD-ROM に変更する。

  3. hal91nfs.img のディスクを FDD に入れ、電源を投入する。

  4. 起動後に以下のコマンドを発行し、ディスクイメージをフラッシュメモリに コピーする。

    HAL91 のFDで起動したときは、英語キーボードとして、キーボードが認識 されている。このため、= は^キー、:(コロン)は + (Sfhit ;)をタイプする。

     (ネットワークの設定)
      # ifconfig eth0 192.168.246.8x
      # route add -net 192.168.246.0 dev eth0
       xはチーム名と同じ番号を入れる。
    
     (NFS クライアントモジュールの組込みとマウント)
      # cd bin
      # insmod nfs.o
      # mount 192.168.246.79:/home/atlmirs /mnt
    
     (ディスクイメージのコピー)
      # cd /mnt
    
      # dd if=mirs-std-2.4.18-rt3.1-vxx.hda.img of=/dev/hda
    
    xxは、バージョン名

  5. インストール後の設定

    OSを起動し、次の変更を必ず行なうこと。

    1. ホスト名の変更

      /etc/sysconfig/network のファイルを編集して、チーム対応のホスト名に変更する。

         HOSTNAME=mirsx.tr.denshi.numazu-ct.ac.jp
      
      x は、チーム名に対応した1から5のいずれかの数 字

    2. IPアドレスの変更

      /etc/sysconfig/network-scripts/ifcfg-eth0 を編集して、チーム対応のIPアドレスに変更する。

        IPADDR=192.168.246.8xxはチーム名と同じ番号を入れる。)
      
    これらの変更は、再起動後に有効になる。

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