標準MIRS(MIRSSTND)のIO制御拡張ボードは、アリテック社のD40-10-208(以下
IO制御ボードと称す。)にMIRS用ドータボードを搭載して実現する。基板上に搭載されているFPGAはALTERA社EPC10K10QC208-4である。本ボードでは以下の周辺回路の制御部を実現する。
名称 | IO port Address[hex] | R/W | Port Name | 機能 |
LCD |
0100 | R/W | LCD Control |
LCDの制御レジスタ
bit | 15-8 | 7-0 |
機能 | 未使用 | LCDのRS=0のレジスタ(LCDのマニュアルを参照) |
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0102 | R/W | LCD Data |
LCDのデータレジスタ
bit | 15-8 | 7-0 |
機能 | 未使用 | LCDのRS=1のレジスタ(LCDのマニュアルを参照) |
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PWM 信号生成 |
0110 | W | PWM 0 |
PWM出力0信号制御
bit | 15-8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
---|
機能 | 未使用 | DIR(回転方向) | Duty幅を7bitで
設定 100%:1111111,0%:0000000 |
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0112 | W | PWM 1 |
PWM出力1信号制御
bit | 15-8 | 7 | 6 | 5 | 4 | 3 | 2 | 1 | 0 |
---|
機能 | 未使用 | DIR(回転方向) | Duty幅を7bitで
設定 100%:1111111,0%:0000000 |
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Rotary Encoder |
0120 | R/W | RE_X |
ロータリエンコーダXの制御
書き込み:0x01を書き込むことでカウント値がリセットされる。
読み込み:16bitのカウンタデータが読み込まれる。リセットされない限りカ
ウント値は積算される。順回転で加算され、逆回転で減算される。回転方向の
順、逆はロータリエンコーダの2相のパルスにより判別され、AがBより進んで
いるとき順回転となる。負の値は2の補数表現であらわされる。
bit | 15-0 |
---|
機能 | ロータリエンコーダパルスカウント値 |
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0122 | R/W | RE_Y |
ロータリエンコーダYの制御
Xと同様
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超音波 センサ |
0130 | W | USS_Send |
超音波信号の送信
このアドレスに書き込むことにより、下位2bitで示される超音波センサ送信器に40KHzの超音波を0.4ms間送信する。
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0132 | W | USS_Ctl |
超音波受信信号割り込みの制御
このアドレスに書き込むことにより、受信信号による割り込みのマスク、リ
セットを行う。bit1に1を書き込とマスク、0でアンマスク。bit0に1を書き
込むとリセット。
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汎用 入力 |
0140 | R | GIO |
デジタル入力入力
標準MIRS(MIRSSTND)では4種類の入力信号をこのポートから読み込む。
- MP:モータ用電源のON/OFF
- WLS1-4:白線センサ1-4
- IRS1-4:赤外線センサ1-4(赤外線センサの有無のみ。コード判別は0x15Xポー
トで設定し読み込む)
- TS1-4:タッチセンサ1-4
bit | 15 | 14-12 | 11-8 | 7-4 | 3-0 |
---|
機能 | MP | 未使用
| WLS | IRS | TS |
4 | 3 | 2 | 1 |
4 | 3 | 2 | 1 |
4 | 3 | 2 | 1 |
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赤外線 コード |
0150 | W | IRS_sel |
赤外線コード復調センサの指定
このアドレスに書き込むことにより、下位2bitで示される赤外線センサの符号
検出を開始する。最低でもコードの出力周期以上の時間(20ms)保持しなければならな
い。
bit | 15-2 | 1 | 0 |
---|
機能 | 未使用 | センサ番号
00:IRS1
01:IRS2
10:IRS3
11:IRS4
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0152 | R | Ir_Code |
赤外線検出コード
flag:コード検出したとき1にセットされ、このアドレスを読み込むとリセッ
トされる。
bit | 15 | 14-12 | 11-0 |
---|
機能 | flag | 未使用 | コード(コードは赤外線符号出力器の仕様を参照すること) |
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