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名称 |
Arduino のセットアップとデバイス接続 |
番号 |
MIRSMG5D-SYST-0003 |
版数 |
最終更新日 |
作成 |
承認 |
改訂記事 |
B01 |
2022.07.05 |
牛丸真司 |
牛丸真司 |
初版(B版)
シールド基板の製作を別ドキュメントに分離した
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Arduino のセットアップとデバイス接続
1. MG5でのAurduino の使用
システム構成図で示されているように、MG5では Arduino でロータリエンコーダのカウントとモータ制御ボードへの PWM 出力、およびバッテリー電圧の
計測を行いる。
MG5では、Arduino 製品のラインアップの
中で最もよく用いられているエントリークラスの Arudino UNO を使用する。
Arduino Uno は、14デジタル入出力ピン14(そのうち6つはPWM出力が可能)、アナログ入力チャネル6の計20個の IOピンを持つ。
また、割り込みに使用出来る2個のデジタルピンがあり、これをロータリエンコーダのカウントに使用する。
2. Arduino の開発環境
3. 使用ポート
- ロータリエンコーダのカウント
- 2ピン, 3ピンをプルアップして、左右のエンコーダのA層の信号を割り込み信号として使用する。 (2ピンが左、3ピンが右)
- 4ピン、7ピンをプルアップして、左右のエンコーダのB層の信号入力して使用する。(4ピンが左、7ピンが右)
- 2ピン、3ピンともエッジトリガの割り込み(CHANGEモード)として使用する。(立ち上がり、立ち下がりで2てい倍して使う)
- 割り込みピンは2本しかなないので、4てい倍は出来ない。また割り込みを必要とするI2C 通信を行うことはなきない。
- PWM出力
- 11ピン、9ピンを使って、モータ制御ボードへの PWM 出力を行う。(11ピンが左、9ピンが右)
- 12ピン、8ピンから方向信号を出力する。
- バッテリー電圧の計測
- アナログの5ピン(19ピン)をバッテリー電圧の入力ピンとして用いる。
- 最大入力電圧は 5V であるため、下記の回路図のように1kオーム抵抗で分圧して 1/2 倍した電圧を入力する。
- 速度のフィードバック制御を行う場合は必要ないが、これを行わず duty 比のみで速度を決める
場合には、この電圧値を利用する必要がある。
- 使用ピン一覧
ピン番号 | 接続デバイス | IN/OUT | 備考
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2 | 左エンコーダ(A層) | IN | プルアップ、割り込み(CHANGE)
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3 | 右エンコーダ(A層) | IN | プルアップ、割り込み(CHANGE)
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4 | 左エンコーダ(B層) | IN | プルアップ
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7 | 右エンコーダ(B層) | IN | プルアップ
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8 | 右モータ(DIR) | OUT | 方向信号
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9 | 右モータ(PWM) | OUT | PWM信号
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11 | 左モータ(PWM) | OUT | PWM信号
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12 | 左モータ(DIR) | OUT | 方向信号
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A5(19) | バッテリー電圧 | IN | 抵抗分圧により1/2倍値を入力
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4. シールド基板の装着とデバイス接続
- Arduino UNO にArduino シールド基板の製作(MIRSMG5D-ELEC-0002)で製作したシールド基板を取り付る。
- シールド基板のハウジング(ポート)に以下の写真上ラベルに対応したデバイス(左右のモータおよびエンコーダ、バッテリ)のケーブルを接続する。
シールド基板の接続ポート