名称 MIRSMG5D 接続ケーブルの製作
番号 MIRSMG5D-ELEC-0004



最終更新日:2022.7.6

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2024.12.11 大沼巧・香川真人 第2版
MIRSMG5D-SYST-0005より移行

目次


  1. 標準機配線全体イメージ


    1. 概要

      MG5標準機の配線全体イメージをFigure 1に示す。システム構成にもあるように、走行用バッテリ(LiFePO4バッテリ)から非常停止スイッチを挟み、電源スイッチング基盤、モータードライバ、モータへと接続している。


      Figure 1. MG5標準機の配線全体イメージ

      製作するケーブルはTable 1にあるように、全10本あり、Raspberry Pi、Arduino、モータドライバ等接続する場所によってコネクタの形状やピン配置が異なるのでシールド基盤やコネクタ製作者と相談しながら進める必要がある。

      Table 1. 製作するケーブル
      名称規格接続先ピン数長さ目安本数備考
      駆動系(Max数A)被覆径約3mm (芯径約1mm) or 電源リール線で自作駆動Bat.- 電源ボード(間に緊急停止スイッチを挟む)2各部品への接続を考えてコネクタを片方にのみつける
      電源ボード - MCB15 - 20 cm1コネクタなし
      MCB-モータ1モータ線を延長
      信号系被覆径約1mm で自作or ジャンパワイヤArduino-MCB320 - 40 cm2モータ線制御信号
      Arduino-モータ510 - 20 cm2エンコーダ信号
      RasPi-USS420 cm2

  2. 接続ケーブル

    1. ケーブルについて

      • 電源系のケーブルのコネクタには、XT60端子を使用し、信号線にはXHコネクタを使用する。
      • MCBへの接続にはmolexコネクタを使用するので注意すること。
      • 電源系の接続ケーブルには被覆径が2mm~3mmのものを使用する。
      • エンコーダ用ケーブルは延長して製作する。
      • ケーブル同士を半田接続した場合は、接合部を熱収縮チューブで必ず絶縁すること。
      • 用途に合わせ、長さやコネクタの向き、両端にコネクタが必要なのかをよく考えて製作すること。
    2. コネクタの製作について

  3. 試験

    1. 製作した全てのケーブルに対して、導通、非導通の試験を行う。このとき、スイッチがONの状態とOFFの状態のそれぞれで導通チェックを行うこと。
    2. 直流電源装置を接続し、スイッチを入れてMCB側にバッテリー電圧が出力されているか、を確認する。
      このテストを行う際には、ショートの危険が高いので注意すること。
    3. 上記のテストで安全な接続が確認できた後にバッテリを接続し、全体の動作を確認する。






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