沼津高専 電子制御工学科
MIRSMG3D OSインストール手順書
MIRSMG3D-OSIN-0001
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2009.3.5 細川 牛丸 初版


目次








1.はじめに


 本ドキュメントは、MIRSMG3DのOSインストール手順をまとめたドキュメントである。




2.OSのディスクイメージの準備


 まず、下記URLよりOSのディスクイメージをダウンロードし、ディスクに焼く。

 http://ftp2.riken.jp/Linux/centos/5.2/isos/i386/

 DVD1枚の「CentOS-5.2-i386-bin-DVD.iso」、もしくはCD6枚の「CentOS-5.2-i386-bin-○of6.iso」(○は1〜6)をダウンロードし、ディスクに焼く。
 随時インターネット経由でインストールを行う方法もあるが、設定など不明確な点が多いので、ここでは非推奨とし、説明は省略する。



3.インストール環境の準備


 今回はCFにインストールするため、CFを接続できるPC,もしくはカードリーダーを用意する。
 カードリーダーを用いた場合のインストールは試していないので、正しくインストール作業が完了する確証はない。

 次に、用意したPCのハードディスクドライブ(以下:HDD)への接続を物理的に切断する。
 この作業を行わないと、boot環境がおかしくなり、CPUボード上での起動が出来ない可能性がある。

 PCにCFを接続する。



4.インストーラの起動


 光学ドライブに用意したディスクイメージの焼かれたメディアを入れPCを起動する。
 予め、1stブートはCDにしておく。



 PC起動後インストーラが起動する。
 「boot:」と表示されたら「Enter」キーを押して、次に進む。

 ここで、X Window Systemが起動しない場合、textモードでのインストールとなり、作業が面倒になるのでここでは省略する。



 次に、メディアのチェックを行うかどうか尋ねられる。
 ほとんどの場合必要ないので、「Skip」にカーソルを合わせ、「Enter」キーで次に進む。



 インストールの開始。「次へ」をクリックし、開始する。



5.言語・キーボードの選択


 インストール作業中に使用する言語を選択する。
 「Japanese」を選択する。



 次に、キーボードの選択を行う。
 「日本語」を選択して、次に進む。



6.アップグレードの検証


 「インストールCentOS」か「既存のインストールのアップグレード」かを尋ねらる。
 ここでは、新たにCentOSをインストールするので「インストールCentOS」を選択し、次へ進む。



7.ディスクパーティションの設定


 ハードディスクドライブのパーティションの設定を行う。



 まず、「選択したドライブ上の全てのパーティションを削除してデフォルトのレイアウトを作成します」を選択する。
 「パーティションレイアウトの再確認と変更」のボックスにチェックをつけてから、次に進む。

 警告が出ますが、構わず「はい」をクリックして次に進む。



 続いて、パーティションの詳細な設定を行う。
 「swap」は必要ない上に、結構な容量を取っているので削除する。
 「LVMボリュームグループ」>>「VolGroup00」>>「LogVol01」に割り当てられている「swap」を選択し、削除する。
 続いて、新しくパーティションを区切る場合は、ここで設定する。
 パーティションを区切らない場合は、「次へ」をクリックする。

 警告が出ますが、構わず「はい」をクリックして次に進む。



 ブートローダの設定がありますが、変える必要は無いので、「次へ」をクリックして次に進む。



8.ネットワークの設定




 ネットワークの設定したい場合は、ここで行う。
 デフォルトの設定のままで問題ないので、ここでは省略する。



9.タイムゾーンの設定




 デフォルト通り、「アジア/東京」を選択し、次へ進む。



10.rootパスワードの設定




 rootのパスワード(6文字以上)を設定する。
 大文字と小文字は区別される。
 パスワードは忘れることのないように。



11.1.インストールパッケージの選択


 インストールするパッケージの選択を行う。



 パッケージグループを選択出来るが、詳細設定を行いたいので、グループの選択は行わずに、「今すぐカスタマイズする」を選択し、「次へ」進む。



デスクトップ環境をインストールするかしないかによって、インストールパッケージが大きく異なる。
デスクトップ環境が必要な場合は「11.2」へ、必要ない場合は「11.3」に進む。



11.2.インストールパッケージの選択【デスクトップ環境有り】


 以下の項目にチェックを付け、それ以外からはチェックを外す。

「デスクトップ環境」
GNOMEデスクトップ環境(デスクトップ環境そのもの)

「アプリケーション」
エディタ(viなど)
グラフィカルインターネット(グラフィックなwebなど)
グラフィクス
テキストベースのインターネット(X Window Systemを必要としないインターネット環境)

「開発」
開発ツール(gccなど)
開発ライブラリ(コアライブラリ)

「サーバー」
FTPサーバ

「ベースシステム」
X Window System
ベース(最小限のパッケージセット)
管理ツール(グラフィカル管理ツール)

「仮想化」
選択無し

「クラスタリング」
選択無し

「クラスタレストージ」
選択無し

「言語」
日本語のサポート

 必ずしも、この通りにインストールする必要はない。
 必要に応じて、パッケージは調節するべきである。
 また、OSのインストール完了後も適時パッケージの追加と削除を行えますが、パッケージ間の依存関係などの関係で意図しない問題が発生する場合があるので、インストール時に選択しておくことを推奨する。
選択が終わったら、「次へ」進む。



11.3.インストールパッケージの選択【デスクトップ環境無し】


 以下の項目にチェックを付け、それ以外からはチェックを外す。

「デスクトップ環境」
選択無し

「アプリケーション」
エディタ(viなど)
テキストベースのインターネット(X Window Systemを必要としないインターネット環境)

「開発」
開発ツール(gccなど)
開発ライブラリ(コアライブラリ)

「サーバー」
FTPサーバ

「ベースシステム」
ベース(最小限のパッケージセット)

「仮想化」
選択無し

「クラスタリング」
選択無し

「クラスタレストージ」
選択無し

「言語」
日本語のサポート

 必ずしも、この通りにインストールする必要はない。
 必要に応じて、パッケージは調節するべきである。
 また、OSのインストール完了後も適時パッケージの追加と削除を行えるが、パッケージ間の依存関係などの関係で意図しない問題が発生する場合があるので、インストール時に選択しておくことを推奨する。
 選択が終わったら、「次へ」進む。



12.インストールの開始




 「インストール対象パッケージの依存関係をチェック中」と表示され、チェック終了後、「インストール準備完了」の画面で「次」をクリックすると、ディスクのフォーマットとインストールが開始される。



終了までに数十分から数時間かかる。



13.インストールの完了




 インストールが完了したら、「再起動」を押し、DVD-ROMを取り出す。



14.インストール後の設定


 再起動すると、インストール後の初回起動時のみ設定画面が表示される。
 「セキュリティ設定」や「時刻の設定」、「アカウントの設定」、「サウンドの設定」など。
 特に注意すべき点は無いので、表示に従って進めていく。

 各種設定後、追加のCDを要求されますが、無いので「終了」をクリック。
 以上でインストール作業が完了となる。

 ログイン画面が表示されるので、ログインする。

 ログイン後、アップデートを行うことを推奨する。
 アップデートはグラフィカルな表示に従って行うか、GNOME端末で「yum updata」を行う。

 以上で、OSのインストールの完了である。





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