沼津高専 電子制御工学科
MIRSMG3D MTCB取扱説明書
MIRSMG3D-MTCB-0002
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2009.3.20 片瀬 内堀 初版


目次






1.はじめに

本ドキュメントはMG3 モータ制御ボードの取扱方を示したものである。




2.仕様

  1. モータ制御ボードは制御側電源と駆動側電源の二系統の電源が用いられている。
    絶対定格を超えた場合、ICが壊れないことが保証されない!!

    推奨電圧 絶対定格
    制御側電源 5V 7.5V
    駆動側電源 5V 7V

  2. モータ制御ボードは以下に挙げる機能を有している。
    • ロータリエンコーダの出力を読み取る機能
    • ロータリエンコーダの回転方向を検出する機能
    • Hブリッジ回路によりモータの回転方向を制御する機能
    • Hブリッジ回路によりモータにブレーキをかける機能
    • PWM信号によりモータの速度を制御する機能
    • PI制御によりモータを速度制御する機能
    • RS232に準拠した調歩同期シリアル通信を行う機能

  3. モータ制御ボードには2個のLEDをオプションとして乗せるコトができる。
    これは汎用IOに接続されており、デバッグ用途として用いることが可能である。

3.注意

モータ制御ボードを扱う上での注意を述べる。
  • モータ制御ボードには二系統の電源が用いられているが、安全のため、電源を投入する順番を必ず守ること!
    特に、駆動系よりも先に制御系の電源を落としてはならない!
    1.電源を入れる際は、制御系電源→駆動系電源の順番でONすること。
    2.電源を落とす際は、駆動系電源→制御系電源の順番でOFFすること。
  • 出力端子を短絡させないこと。
  • モータドライバが発熱していた場合、直ちに駆動系の電源を切ること!

  • これらが守られない場合、発火の危険があるので留意すること!



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