沼津高専 電子制御工学科 | |||||||||
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改訂記録 | |||||||||
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版数 | 作成日 | 作成者 | 承認 | 改訂内容 | 提出先 | ||||
A01 | 1999.12.09 | ウォン | 八窪 | 初版 | |||||
A02 | 1999.12.14 | ウォン | 八窪 | 詳細を追加 | |||||
A03 | 1999.12.16 | ウォン | 八窪 | 回路構成図を追加 |
システム主要構成部品のひとつである赤外線センサについてその基 本性能及び特性を調査、理解し、MIRSにおける利用方法を検討する。
赤外線センサの種類
量子型
フォトンを吸収しキャリアを励起することによって直接赤外線を検出するセンサである。このセンサは後に述べる熱型センサより
100〜1000倍の検出能力を持つが、動作温度が低いため通常は液体窒素などで冷却の必要があるため、MIRSでの利用は望めない。
熱型
エネルギー吸収による温度変化を利用するもの。素子としては、熱電対サーミスタ・ボロメータ、焦電型素子などがある。特に焦電型素子
は比較的感度が高く、構造が簡単なのでよく用いられる。
◎赤外線センサの利点は、主に”赤外線は可視光線に比べて空気 中の透過率が高い”ということ。(しかし、波長によっては透過率が低 い赤外線もある。
・赤外線LED TLN105B
◎特徴 ・放射強度が大きい。
・指向特性が広い。
・光出力の直線性が良く、パルス動作、高周波による変調が
可能。
理論値による射程距離及び指向特性は以下の図のようである。
図より明らかであるが、直線送信距離は1.0m、指向角送信距離は0.6mであり、指向性は 60度である。
赤外線LED(赤外線送信機)の位置
ボストのスイッチの上部には赤外線LEDが設けられており、床から60.0cmの位置に付ける。
実験によりとったデータによる指向特性
赤外線受信機は、受信した光の強度を測定できないため、送信機と受信機の間の距離を知ることは出来ない、つまり、得られる情報は少ないのである。図1に示す送信機を用いて、図2の光学系においてリモコンセンサの出力信号が下記の各項目を満足すること。
※3) 受光面照度を示す。
図1 送信機
図2 光学系
図2において、L=0.2〜5m、Ee<10lx(※3)、φ=0°のとき、出力信号が1ー4項の電気的特性を満足すること。
図2において、L=0.2〜3m、Ee<10lx、X方向φ≦30°、Y方向θ=0°のとき1ー4項の電気的特性を満足すること。
又、L=0.2〜3m、Ee<10lx、X方向φ=0°、Y方向θ≦15°のとき1ー4項の電気的特性を満足すること。
赤外線LED(赤外線受信機)の位置
MIRSの上部には、つまり、赤外線LED(赤外線送信機)と同じ位置(床から60.0cm)に付けており。
理論値による赤外線受信機の指向特性
1−6 指向角特性
X方向特性
Y方向特性
図より明らかであるが、直線受信距離(Φ=0度)はL=0.2〜5.0m、 指向角受信距離はL=0.2〜3.0mであり、X方向指向性は60度(-30度≧Φ≦30度、θ=0度 )、Y方向指向性は80度(Φ=0度、-15度≧θ≦15度)である。
実験によってとったデータによる赤外線受信機の指向特性
(注)実験では赤外線送信機を固定して指向特性を調べたものである。
X方向特性