沼津高専 電子制御工学科 | |||||||
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改訂記録 | |||||||
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版数 | 作成日 | 作成者 | 承認 | 改訂内容 | 提出先 | ||
A01 | 1999/12/9 | 吉川 | 初版 | ||||
A02 | 2000/1/26 | 吉川 | 追加調査 |
PWMとは、Pulse Width Modulationの略でパルス幅変調といい、周期が一定で、入力信号の大きさによってパルス幅 のDuty比(パルス幅のHとLの比)を変化させる方法です。まず三角波、またはノコギリ波を入力信号と比較し、入力 信号以上の部分があるときは出力をOFFにして、それ以外はONとします。入力信号を変化させることによって、トラン ジスタのON/OFFの間隔が変化し、モータへ供給する平均電流を自由に変化させることができます。これにより、任意 の速度で走行することが可能になります。また、パルス幅の等価電圧を正弦波状に変化させ、低次高周波の少ない滑 らかな出力を得ることができます。
この回路は、モータを制御する信号であるPWM信号を作り出し、方向データとともに出力する回路である。 速度データと方向データは68230のportA/Bから送られ、速度データとカウンタのカウント値との比較により PWM信号を形成している。68230のToutからは、200[kHz]のCLKを得る。これと速度データとの比較によ りPWM信号を形成している。また、この信号のDuty比は、速度データで128段階に変化させている。図1に 回路構成図を示す。
図.1 回路構成図
右速度・方向データは68230のportAから、左速度・方向データはportBから送られてくる。カウンタのCLKは、68230のToutから得る。 PWM信号発生回路は、カウンタより得られた8bitのカウント値と7bitの速度データとの比較によりPWM信号を形成している。PWM信号波形形成原理図を図.2に示す。