沼津高専 電子制御工学科
赤外線発光部取扱い説明書
MIRS9902-ELEC-1018
改訂記録
版数
作成日
作成者
承認
改訂内容
A01
2000.12.8
渡辺
高橋
初版
目次
はじめに
機能・概要
回路構成
インターフェース
1.はじめに
本ドキュメントは、赤外線発光部取扱い方法について説明する。
2.機能・概要
赤外線発光部は、ポスト・壁の識別機能を持つ。この機能は、赤外LEDを用いて、赤外線が黒い物体 には吸収され、白い物体には反射される性質を利用して実現する。また、赤外線LEDは38kHzのパルス で発光させる。さらに、受光器の特性上、600μsの周期で変調する。
3.回路構成
@LED発光回路
この部分は、通常のLEDを発光させるための回路である。赤外線は人の目には見えないので、 この機能をつけた。
A赤外LED発光回路
この部分は、赤外線LEDを発光するための回路である。今回使用した赤外線受光素子IS1U60は、 38kHzでパルス発光された赤外線しか受光しないものである。この事は、余分な赤外線を遮断する上 で大切な機能である。しかし、そのため、38kHzでパルス発光しなければならない。また、この受光 素子は、38kHzでパルス発光された赤外線でもずっと発光され続けているものはノイズとみなしてし まう。そのため、さらにこの赤外線を600μsで変調する。これらの発振回路はタイマICの μPD5555を用いている。また、赤外線LEDのドライバICとして、 SN75453(デュアルぺリフェラルORゲートIC)を用いた。
4.インターフェース
赤外線発光部のインターフェイスをここに示す。
コネクタ番号:SH_CN1
コネクタ形状:4ピンコネクタ
コネクタ名称:5045-04A(MOLEX)
コネクタピン番号呼称:
ピン信号名機能
No.
信号名
方向
内容
1
GND
-
GND
2
Vcc
-
Vcc
3
SH
OUT
赤外線信号
4
-
-
未使用
関連文書
エレクトロニクス詳細設計書
(MIRS9902-DSGN-0006)
赤外線発光部製造仕様書
(MIRS9902-ELEC-1017)