沼津高専 電子制御工学科
MIRS98XXサブシステム試験結果報告書(例)
MIRS98SF-TEST-0007
改訂記録
版数
作成日
作成者
承認
改訂内容
A01
1999/10/26
長澤
長澤
初版
はじめに
MIRS98XXサブシステム試験
サブシステム試験試験仕様書(MIRS98SF-TEST-0005)
の結果を報告する。
試験日時・場所
1999.9.10 15:00〜
電子棟3階実験室
テスト結果
超音波センサテスト
手順
ロータリスイッチを0にセットする。このとき、赤緑LEDは消灯。
測定結果3桁(単位cm)が7SegLEDの下3桁に表示され、センサ番号が最上位桁に表示される。
特別な測定値として、999:Timeout,888:Hardware error,777:Too near がある。
押しボタンを押して0〜3番の超音波センサを順に切り替えてテストを続ける。
センサ番号は、後0、左1、前2、右3、である。
評価項目
888が表示されていないかを確かめる。−>合格
近すぎたとき(22cm以内)に777が表示されるかを確かめる。−>合格
2.5m以上では999が表示されるかを確かめる。−>合格
1.5m以内で、測定値が表示されているかを確かめる。
−>不合格:センサ1が常に999となる。
赤外線センサテスト
手順
ロータリスイッチを2にセットする。このとき、赤緑LEDは赤点灯。
赤外線発光器を用いて、すべてのセンサに対して赤外線の照射を順にする。
可能であれば、複数同時に照射する。
センサから得られたデータは、7SegLEDに表示される。
N番のセンサの持つ値は、2のN乗である。(例、7番は128)
センサ番号は、左後から順に上から見て時計回りに0〜7番で、右後が7番である。
評価項目
何も感知していないときは表示が0になっているかを確認する。−>合格
番号に対応した値が表示されているかを確認する。−>合格
複数同時のときは、値の合計値が表示されているかを確認する。−>合格
ロータリーエンコーダテスト
手順
ロータリスイッチを4にセットする。このとき、赤緑LEDは緑点灯。
ロータリエンコーダの出力するパルス数を10で除した値が7SegLEDに表示される。逆回転を行った場合はカウント値は減数する。出力パルス数はタイヤ一回転あたり6400パルスである。
押しボタンを押すごとに、表示が右タイヤ、左タイヤの順に切り替わる。
タイヤを前進方向に半回転し、カウント値が320であることを確認する。
さらにタイヤを前進方向に半回転し、カウント値が640であることを確認する。
タイヤを後進方向に一回転し、カウント値が徐々に減数し0になることを確認する。
同様の試験を左右について行う。
評価項目
タイヤをn回転したときにカウント値が、640nであること。−>合格
逆回転時に減数すること。−>合格
タッチセンテスト
手順
ロータリスイッチを6にセットする。このとき、赤緑LEDは赤点滅。
各センサを押す。ひとつずつテストし、その後複数同時でのテスト。
7SegLEDにセンサのデータが表示される。
各センサの持つ値は、センサ番号Nならば2のN乗の数字である。
センサ番号は、前:0、左:1、右:2、である。
評価項目
何も感知していないときは0が表示されているかの確認。−>合格
各センサに対応した値が表示されるかの確認。−>合格
複数同時では、各値の合計が表示されるかを確認。−>合格
PWMテスト
手順
ロータリスイッチを6〜8にセットする。このとき、赤緑LEDは緑点滅。
ロータリスイッチは、6:左、7:右、8:左右、の駆動を行うモードである。
駆動系の電源を入れる。(この時タイヤが動くかもしれないが、これはソフトでのフィードバックのせいである)
押しボタンを押すごとに、Duty比が変化し、その値は7SegLEDに表示される。
Duty比は、100まで変化すると、次はマイナスの値となる。(注、7SegLEDに符号は表示されない)
左、右、左右同時について動作の確認を行う。
評価項目
右タイヤについて、Duty比通りに回転数が変化しているかを確かめる。逆転も確かめる。−>合格
左タイヤについて、Duty比通りに回転数が変化しているかを確かめる。逆転も確かめる。−>合格
左右同時の場合は、左右が同じDuty比となっているかを確認。(左右逆回転になる)−>合格
ソフトとの結合テスト
手順
ロータリスイッチを11にセットする。このとき、赤緑LEDは交互点滅。
駆動系の電源を入れる。(動き回るので、制御系の電源をバッテリーにする)
押しボタンを押すとスタート。
60cmの四角を描く。
タッチセンサが感知すると停止。
7SegLEDに現在の座標(3桁)と、目標地点の番号(最上位桁)が表示される。
押しボタンを押すごとに、X軸とY軸の表示が切り替わる。
評価項目
トレース誤差±5cm以内でトレースできることを確認。−>合格
現在の位置が7segLEDに表示されることを確認。−>合格
タッチセンサの感知で停止するかを確認。−>合格
不合格項目
超音波センサ#1の測距が不能。
>>>>
不合格項目については再試験を行うことになる。再試験を実施した場合、再試験結果の報告書を作成しなければならない。再試験の報告書には不合格になった項目の原因と修正個所を示すこと。
関連文書
サブシステム試験試験仕様書(MIRS98XX-SOFT-XXXX)