沼津高専 電子制御工学科 | |||||||
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改訂記録 | |||||||
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版数 | 作成日 | 作成者 | 承認 | 改訂内容 | 提出先 | ||
A01 | 1999.3.31 | 長澤 | 長澤 | 初版 | |||
A02 | 1999.4.20 | 長澤 | 長澤 | 授業時間数と総作業時間の検討を追加 |
年度 | 授業科目名 | 学年 | 学期 | 単位 | 備考 |
98 | 電子機械設計 | 3 | 後期 | 2 | |
99 | 電子機械設計製作T | 4 | 前期 | 2 | |
99 | 電子機械設計演習 | 4 | 前期 | 1 | 夏季集中 |
99 | 電子機械設計製作U | 4 | 後期 | 3 | |
合計 | 8 |
1999/4/30 | 開発計画書の改訂内容の審査 | |
1999/5/25〜6/1 | 詳細設計書の審査 | |
1999/7/2〜7/16 | 製造仕様書の審査 | 合格するまで製造作業は行わせない。 |
1999/7/16 | 標準MIRS規定走行試験 | |
1999/9/10〜10/4 | サブシステム試験 | 合格するまで再試験を繰り返す。 |
1999/10/15,10/22 | 規定走行試験 | 同上 |
1999/11/12〜11/26 | システム基本動作試験 | 同上 |
1999/12/17 | プレ競技会 | |
2000/2/4 | 競技会 | |
2000/3/3 | 開発完了報告書審査 | |
2000/3/4 | 作業報告書審査 |
下表は作業時間と時間外作業時間をクラス全員について合計したものである。
総授業時間 | 総時間外作業時間 | 総作業時間 | 総作業時間/総授業時間 |
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7682 | 4559 | 12241 | 1.59 |
表から全作業時間は授業時間の約1.6倍であることがわかる。これは1単位の時間配分(30時間の授業に対し15時間の自習)に近い値である。懸案であった時間外作業を減らすという点はかなり改善されたといえる。ただし、個人別に見るとかなりのばらつきがあり特定の学生の頑張りに頼っていることは否めない。今後作業量を平均化するなんらかの工夫が必要と思われる。
以下、担当部門、チームごとの作業量について分析した結果を述べる。
図2は各担当別にプロットしたものである。担当別に作業の集中時期が異なることが見られる。各担当の集中時期における作業内容は以下のとおりである。
1999/7 | メカにクス | 製造設計 |
1999/7 | エレクトロニクス | 詳細設計、基板製造 |
1999/7 | ソフトウェア | 標準MIRS走行試験 |
1999/9 | エレクトロニクス | サブシステム試験 |
2000/1末 | ソフトウェア | 競技会 |
チーム名 | ドキュメント作成数 | 改訂数 | 改訂率 |
9801 | 158 | 364 | 2.30 |
9802 | 79 | 19 | 0.24 |
9803 | 124 | 43 | 0.34 |
9804 | 88 | 26 | 0.29 |
9805 | 101 | 60 | 0.59 |
ドキュメント管理が正しく行われないケースを列記すると
MIRS98アンケート | |||||
T.主に行った作業分担 | |||||
a.マネージメント | 4 | ||||
b.ドキュメント管理 | 4 | ||||
c.メカニクス | 16 | ||||
d.エレクトロニクス | 15 | ||||
e.ソフトウェア | 14 | ||||
U.製作したロボットの完成度について | |||||
a.満足している | 6 | ||||
b.おおむね満足している | 31 | ||||
c.不満な点が多い | 7 | ||||
(満足と不満足が同じくらい1人) | |||||
V.作業時間について | |||||
1.出席を確認する時間について | |||||
開始時 | |||||
a.守られている | 36 | ||||
b.おおむね守られている | 9 | ||||
c.遅刻が多い | 0 | ||||
終了時 | |||||
a.守られている | 11 | ||||
b.おおむね守られている | 20 | ||||
c.早い場合が多い | 0 | ||||
d.遅い場合が多い | 14 | ||||
2.授業時間内の作業について | |||||
a.散漫になることが多かった | 17 | ||||
b.おおむね集中して作業を行った | 25 | ||||
c.集中して作業を行った | 2 | ||||
3.時間外の作業について | |||||
a.ほとんど時間外に作業はしなかった | 3 | ||||
b.ときどき時間外に作業を行った | 36 | ||||
・時間外作業が多かった時期と作業内容 | |||||
1) | 5,6,1月:ドキュメント作成 | ||||
2) | 7,8月:MIRS製作,シャーシ製作,CAD | ||||
3) | 9月:基板の製作と試験・修理,ケーブル作り | ||||
4) | 1,2月(試験前):ソフトウェア作りとデバック | ||||
c.毎週、時間外に作業を行った | 6 | ||||
b,cと答えた人に | |||||
A.効率よく作業すれば授業時間内に終ることができる | 7 | ||||
B.時間外に作業しなければとても終らない | 32 | ||||
W.チーム編成について | |||||
1.チーム編成の方法は適当か | |||||
a.よくない | 7 | ||||
b.だいたいよい | 23 | ||||
c.よい | 14 | ||||
・チーム編成の方法でよい方法 | |||||
1) | 班長がスカウト(人数は自由) | ||||
2) | リーダーを決めてから、その人達がメンバーを選ぶ | ||||
3) | 自分たちでチームを決める | ||||
4) | ロボコン経験者は振り分ける | ||||
5) | 成績順に並べて1,2,3,4,5,1,2,3,4,5…と分ける | ||||
5) | 実力で分ける | ||||
6) | 息の合う人と組む、かつ公平に | ||||
2.チームワークはよかったか | |||||
a.よかった | 13 | ||||
b.ふつう | 27 | ||||
c.悪かった | 5 | ||||
3.メンバーによって作業量の偏りがあったか | |||||
a.偏りはなかった | 4 | ||||
b.偏りがあった | 41 | ||||
b1.特定の人に作業が集中していた | 24 | ||||
b2.作業量が少ない人がいた | 28 | ||||
b3.まったく作業をしてない人がいた | 14 | ||||
X.教官の指導について | |||||
1.教官の説明は解り易いか | |||||
a.解りやすい | 6 | ||||
b.なんとか解る | 27 | ||||
c.よくわからない | 11 | ||||
2.教官は熱心に授業していると思うか | |||||
a.熱心だと思う | 30 | ||||
b.熱心だとは思うが、あまり熱意が伝わってこない | 13 | ||||
c.熱心だとは思わない | 2 | ||||
3.教官は質問に対してよく答えてくれるか | |||||
a.よく答えてくれる | 20 | ||||
b.おおむね答えてくれる | 23 | ||||
c.あまり答えてくれない。又は、質問に行っても不在が多い | 0 | ||||
4.授業の雰囲気はどうか | |||||
a.緊張感があっていい | 0 | ||||
b.緊張感は無いが、和やかである | 23 | ||||
c.だらけた雰囲気で良くない | 17 | ||||
Y.授業の内容について | |||||
1.授業内容について興味があるか | |||||
a.大変興味がある | 17 | ||||
b.取り立てて興味はないが、技術者になるためには必要だと思う | 27 | ||||
c.技術者になるためにも必要だとは思わないし、興味がない | 0 | ||||
2.授業の難易度 | |||||
a.難しいと思うが、しっかりやっていれば解る内容である | 40 | ||||
b.難しいとは思わない | 4 | ||||
c.易しい | 1 | ||||
3.授業には満足しているか | |||||
a.物作りに関する知識や技術者としての意識が向上するので満足している | 32 | ||||
b.興味が湧いてくるので、満足している | 11 | ||||
c.得られるものがなく、興味も湧いてこないので不満である | 1 | ||||
4.他の講義科目との関連について | |||||
a.講義科目との関連がよく解らない | 23 | ||||
b.講義科目で学んだことがおおむね役に立った | 19 | ||||
c.講義科目で学んだことがおおいに役に立った | 2 | ||||
実験 | 11 | ||||
システム工学 | 3 | ||||
制御 | 3 | ||||
C言語 | 8 | ||||
回路系の授業 | 4 | ||||
機械実習 | 3 | ||||
数学 | 1 | ||||
製図 | 1 | ||||
計算機工学 | 1 | ||||
Z.ドキュメントについて | |||||
1.ドキュメントの管理方法について | |||||
a.複雑でよく理解できない | 9 | ||||
b.おおむね理解できた | 32 | ||||
c.よく理解できた | 4 | ||||
2.ドキュメント管理は規定どおり行われたか | |||||
a.いいかげんだった | 16 | ||||
b.ほぼ規定どおりに行った | 25 | ||||
c.規定どおりに行った | 4 | ||||
3.教官の提示するドキュメントについて | |||||
3.1 利用頻度 | |||||
a.ほとんど利用していない | 4 | ||||
b.ときどき利用した | 13 | ||||
c.よく利用した | 26 | ||||
d.わからない | 2 | ||||
3.2 有効性 | |||||
a.ほとんど役に立たなかった | 1 | ||||
b.参考程度になった | 20 | ||||
c.おおいに役に立った | 22 | ||||
d.よくわからない | 2 | ||||
3.3 信頼性 | |||||
a.誤りが多く信頼できない | 0 | ||||
b.多少の誤りはあるが、おおむね信頼できる | 21 | ||||
c.信頼できる | 20 | ||||
d.よくわからない | 4 | ||||
3.4 わかりやすさ | |||||
a.説明が不充分でわかりにくい | 8 | ||||
b.だいたい理解できる | 33 | ||||
c.わかりやすい | 1 | ||||
d.よくわからない | 3 | ||||
4.MIRS97までの先輩たちが作成したドキュメントについて | |||||
4.1 利用頻度 | |||||
e.ほとんど利用していない | 4 | ||||
f.ときどき利用した | 26 | ||||
g.よく利用した | 15 | ||||
h.わからない | 0 | ||||
4.2 有効性 | |||||
e.ほとんど役に立たなかった | 5 | ||||
f.参考程度になった | 27 | ||||
g.おおいに役に立った | 12 | ||||
h.よくわからない | 1 | ||||
4.3 信頼性 | |||||
e.誤りが多く信頼できない | 10 | ||||
f.多少の誤りはあるが、おおむね信頼できる | 26 | ||||
g.信頼できる | 5 | ||||
h.よくわからない | 4 | ||||
4.4 わかりやすさ | |||||
e.説明が不充分でわかりにくい | 13 | ||||
f.だいたい理解できる | 28 | ||||
g.わかりやすい | 2 | ||||
h.よくわからない | 2 | ||||
[.試験について | |||||
1.試験の回数は適当か | |||||
a.完成度をあげるためには適切な回数である | 37 | ||||
b.多すぎてチームの開発計画に支障をきたしている | 0 | ||||
d.完成度を上げるにはもう少し細かく試験を設定したほうがよい | 4 | ||||
試験、pre競技会を増やす | |||||
本番同様の試験を数回行い、問題点をもっと明確にすべきだった | |||||
走行試験後、一定期間ごとに競技会を行う | |||||
e.よくわからない | 4 | ||||
2.試験の時期は適当か | |||||
a.だいたいよい | 39 | ||||
b.時期を変えたほうがよい試験がある | 6 | ||||
1) | 最初の方の試験をもっと期限を短くして良い | ||||
2) | 規定走行試験や標準MIRS走行試験の時期を10月始めに早めるべき | ||||
3) | 競技会はもっと早めに行った方がだらけなくて良い | ||||
4) | 全体的にもっとはやくする | ||||
5) | 最後に集中しすぎ | ||||
3.試験の内容は適切か | |||||
a.適切である | 34 | ||||
c.要求が過大で適切とは言えない | 0 | ||||
d.簡単過ぎて適切とはいえない | 1 | ||||
システム基本動作試験 | |||||
e.よくわからない | 8 | ||||
5.採点基準は適切か | |||||
a.透明・公平で解りやすい。満足しているので適切である | 17 | ||||
b.公平ではあるが不透明なところがあって解りにくいので適切とは言えない | 20 | ||||
c.不透明で不公平なので、適切ではない | 6 |
特に
最後に、本カリキュラム遂行に実質的に携わったMIRS98スタッフの方々に、この紙面を借りてに篤く御礼申し上げます(長澤)。
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