沼津高専 電子制御工学科
MIRS9805サブシステム試験仕様書
MIRS9805-SOFT-0003
改訂記録
版数
作成日
作成者
承認
改訂内容
A01
1999/09/13
江本
江本
初版
A02
1999/09/14
江本
江本
第二版 微修正
目的
MIRS9805のサブシステムの試験を行う。
テスト手順
テスト用プログラムのZIPfile(
subtest.zip
)を解凍する。(この中にはソースも含まれている)
テスト用プログラム(subtest.x)をMIRSに転送する
テスト内容にそって各部のテストを行う。
テスト内容
超音波センサテスト
手順
ロータリスイッチを0にセットする。このとき、赤緑LEDは消灯。
測定結果3桁(単位cm)が7SegLEDの下3桁に表示され、センサ番号が最上位桁に表示される。
特別な測定値として、999:Timeout,888:Hardware error,777:Too near がある。
押しボタンを押して0〜3番の超音波センサを順に切り替えてテストを続ける。
センサ番号は、後0、左1、前2、右3、である。
評価項目
888が表示されていないかを確かめる。
近すぎたとき(22cm以内)に777が表示されるかを確かめる。
遠すぎるときに999が表示されるかを確かめる。
測定可能範囲内で、測定値が表示されているかを確かめる。
赤外線センサテスト
手順
ロータリスイッチを2にセットする。このとき、赤緑LEDは赤点灯。
赤外線発光器を用いて、すべてのセンサに対して赤外線の照射を順にする。
可能であれば、複数同時に照射する。
センサから得られたデータは、7SegLEDに表示される。
N番のセンサの持つ値は、2のN乗である。(例、7番は128)
センサ番号は、左後から順に上から見て時計回りに0〜7番で、右後が7番である。
評価項目
何も感知していないときは表示が0になっているかを確認する。
番号に対応した値が表示されているかを確認する。
複数同時のときは、値の合計値が表示されているかを確認する。
ロータリーエンコーダテスト
手順
ロータリスイッチを4にセットする。このとき、赤緑LEDは緑点灯。
現在の座標と姿勢角が7SegLEDに表示される。
押しボタンを押すごとに、X座標、Y座標、姿勢角と表示が変わる。(注、符号は表意されない)(単位は 座標:cm 姿勢角:度)
タイヤを左右逆に回し、姿勢角の変化を見る。
X軸方向を向かせ、タイヤを左右同方向に回して座標の変化を見る。
Y軸方向を向かせ、タイヤを左右同方向に回して座標の変化を見る。
姿勢角は、Y軸方向が180度である。反時計回りが正。
評価項目
姿勢角が、正しく変化するか(回転方向と姿勢角の対応)を確かめる。(0から360までの間で変化)
X軸を向いた状態で、X座標が的確に変化するかを確認。
Y軸を向いた状態で、Y座標が的確に変化するかを確認。
タッチセンテスト
手順
ロータリスイッチを6にセットする。このとき、赤緑LEDは赤点滅。
各センサを押す。ひとつずつテストし、その後複数同時でのテスト。
7SegLEDにセンサのデータが表示される。
各センサの持つ値は、センサ番号Nならば2のN乗の数字である。
センサ番号は、前:0、左:1、右:2、である。
評価項目
何も感知していないときは0が表示されているかの確認。
各センサに対応した値が表示されるかの確認。
複数同時では、各値の合計が表示されるかを確認。
PWMテスト
手順
ロータリスイッチを6〜8にセットする。このとき、赤緑LEDは緑点滅。
ロータリスイッチは、6:左、7:右、8:左右、の駆動を行うモードである。
駆動系の電源を入れる。(この時タイヤが動くかもしれないが、これはソフトでのフィードバックのせいである)
押しボタンを押すごとに、Duty比が変化し、その値は7SegLEDに表示される。
Duty比は、100まで変化すると、次はマイナスの値となる。(注、7SegLEDに符号は表示されない)
左、右、左右同時について動作の確認を行う。
評価項目
右タイヤについて、Duty比通りに回転数が変化しているかを確かめる。逆転も確かめる。
左タイヤについて、Duty比通りに回転数が変化しているかを確かめる。逆転も確かめる。
左右同時の場合は、左右が同じDuty比となっているかを確認。(左右逆回転になる)
ソフトとの結合テスト
手順
ロータリスイッチを11にセットする。このとき、赤緑LEDは交互点滅。
駆動系の電源を入れる。(動き回るので、制御系の電源をバッテリーにする)
押しボタンを押すとスタート。
60cmの四角を描く。
タッチセンサが感知すると停止。
7SegLEDに現在の座標(3桁)と、目標地点の番号(最上位桁)が表示される。
押しボタンを押すごとに、X軸とY軸の表示が切り替わる。
評価項目
標準MIRSと同じように動くかを確認する。
注)ソフトがいまいちであるので、正確な四角を描くことはできない。(標準MIRS上でも)
タッチセンサの感知で停止するかを確認。
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