沼津高専 電子制御工学科
電源ボード基板試験仕様書
MIRS9804-ELEC-1009
改訂記録
版数
作成日
作成者
承認
改訂内容
A01
1999.7.15
品川
若林
初版
部品配置のチェック
用意するもの
基板、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器
検査
実装図を見て、部品の配置をチェックする。ICの向きに注意。
修正
配置が間違っていたら修正する。
電源ボードの実装図
導通チェック
用意するもの
基板、テスター、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器
導通チェック
回路図を見て、各部品につながるべき線がつながっているかをテスターで調べる。なるべくはんだにテスターをあてず、部品の足にあてるようにすること。
非導通チェック
パターン間の非道通試験はすべてについて行うことが望ましいが、困難なので少なくとも電源とグランドが短絡していないことを確かめる。
修正
導通すべきところが導通してなかったら修正する。
電源とグランドが短絡していた場合、絶対に電源を供給してはならない。(電源を破壊する恐れがある。) また、どこで短絡しているかを調べるのは非常に困難である。目視とテスターにより丹念に調べていくより方法がない。
低抵抗計を使用する方法があるが残念ながら本科には設備がない。
動作試験
用意するもの
テストする基板、勝敗判定装置(検査済み)、バッテリ、テスター
動作試験
CN3にバッテリー、CN5に勝敗判定装置(検査済み)をつなぎ、メインスイッチをオンにする。この時、赤色LED(メインスイッチのLED)が点灯し、CN4の2-3ピン間で+5V、1-2ピン間で+12V、2-4ピン間で-12Vが出ている事を確認する。また、勝敗判定装置のLEDが消灯し、CN6の2-3ピンが0Vとなっている事を確認する。
スタートスイッチを押す。この時、勝敗判定装置のLEDが点灯し、CN6の2-3ピン間が+5Vとなる事を確認する。
勝敗判定装置を押す。このとき、勝敗判定装置のLEDが消灯し、CN6の2-3ピン間が0Vとなる事を確認する。
メインスイッチを切り、バッテリーをCN1にもつなぐ。その後、メインスイッチを押す。この時、緑色LED(スタートスイッチのLED)が消えており、CN2が0Vである事を確認する。
スタートスイッを押す。この時、緑色LEDが点灯し、CN2が7.2Vである事を確認する。但し、バッテリーの電圧により、変化する。
勝敗判定装置を押す。この時、緑色LEDが消灯し、CN2が0Vである事を確認する。
故障個所
メインスイッチによりLEDが点灯しない、+5Vが出ない。
メインスイッチの故障
STR9005の故障
LEDの点灯回路の故障
勝敗判定装置が点灯、CN5の2-3ピンが+5V。
リレーの回路の故障
勝敗判定装置のLEDが点灯しない。CN6の2-3ピン間が+5Vとならない。
スタートスイッチの故障
リレー回路の故障
勝敗判定装置のスイッチ部の断線
勝敗判定装置のLEDが消灯せず、CN6の2-3ピン間が0Vとならない。
リレー回路の故障
勝敗判定装置のスイッチが故障
緑色LEDが点灯し、CN2が0Vでない。
リレー1の故障
緑色LEDが点灯せず、CN2が+7.2Vでない。
緑色LEDの故障
緑色LEDが消灯せず、CN2が0Vでない。
リレー回路の故障
番号
品名
ドキュメント番号/商品名
E/C
数量
単位
備考
103
標準MIRS 電源ボード基板回路図
MIRSDBMD-SBRD-0303
E
1
部
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