沼津高専 電子制御工学科
MIRS9802システム基本動作試験仕様書
MIRS9802-SOFT-0003
改訂記録
版数
作成日
作成者
承認
改訂内容
A01
1999/11/12
望月
溝口
初版
目的
MIRS9802システムの基本動作試験について規定する。
システム基本動作
システムの動作モードは下記の3つがある。本試験ではこの3つの動作の試験を行う。
各動作の詳細は基本設計仕様書(MIRS9802-DSGN-0002)を参照のこと。
ルートトレース動作
ポスト獲得動作
ポスト回避動作
テスト手順
テスト用プログラムのZIPfile(sbftest.zip)を解凍する。(この中にはソースも含まれている)
テスト用プログラム(sbftest.x)をMIRSに転送する
ルートトレース動作試験
手順
競技場からポストを除去する。
ロータリスイッチを00にセットする。
マシンを競技場内の図1に示すスタート位置に置き、電源を投入する。
ロータリスイッチを01にセットする。
図1.規定ルート
確認項目
図1に示すルートに沿って移動しゴール地点で停止すること。
ゴール地点には60秒以内で到達すること。
トレースルートを±10cmを超えて逸脱しないこと。
ポスト獲得動作試験
手順
図2のように競技場内を配置する。
ロータリスイッチを02にセットする。
マシンを競技場内の図2に示すスタート位置に置き、電源を投入する。
ロータリスイッチを03にセットする。
図2.獲得動作図
確認項目
下記のように動作することを確認する。
押しボタンを押した後、マシンが前進する。
左超音波センサでポストを探索し、発見したら現在座標を保存し停止する。
左に90度回転し、ポストに衝突したら後退する。
右に90度回転した後、反時計回りにポスト周回動作を開始する。
左赤外線センサでポストを探索し、発見したら左に90度回転する。
そのまま前進してポストを獲得したら後退する。
図2のゴール地点で停止する。
ポスト回避動作試験
手順
図3のように競技場内にポスト(まずはcase1)とMIRSを配置する。
ロータリスイッチを04にセットし、電源を投入する。
ロータリスイッチを05にセットする。
case2についても同様に行う。
図3 ポスト回避動作の図
確認項目
下記のように動作することを確認する。
case1:
押しボタンを押した後、マシンが前進する。
タッチセンサが反応したら、5cm後に下がり右に90度回転する。
ポストを半周周回する。
向きを変え、ゴールに向けて前進する。
ゴールに着いたところで停止する。このとき青色のラインをトレースしているはずである。
case2:
押しボタンを押した後、マシンが前進する。
タッチセンサが反応したら、5cm後に下がり左に90度回転する。
ポストを半周周回する。
向きを変え、ゴールに向けて前進する。
ゴールに着いたところで停止する。このとき緑色のラインをトレースしているはずである。
関連文書
MIRS9802ソフトウェア詳細設計書(MIRS9802-DSGN-0005)