沼津高専 電子制御工学科
MIRS9801 Power Distributorボード修理報告書 3
MIRS9801-ELEC-9005-A01
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 2000.2.18 島村 島村 初版

1. 目的

この報告書はMIRS9801のPower Distributorボードの修理結果を報告するものである。

2.修理理由

Power DistributorボードのPDボード-VMEラックケーブルに接続するコネクタの接触不良。

故障発生の報告日 1999.12.18 修理期間 1999.12.18

3.修理結果

    1.故障の原因の究明
      1.故障時の周辺状況調査
      • 部品故障時の部品の取り扱った人物や取扱い方法等を調べ、部品の故障原因となった周辺状況がないかを調べる
        2回目の修理報告で行った政策を実行してからの故障のなので、以前に調べた他にも何か原因が潜んでいると思われる。
        その辺を重視して問題を検討する
        結果→マシンにバッテリを搭載した時、バッテリの固定が十分でないために、マシンの走行中にコネクタに負担がかかっていることが判明した

      2.テスターでの導通チェック
      • 故障部分周辺(基板上のコネクタ付近、及びPDボード-VMEラックケーブル)の導通チェックを行い、その他の要因による故障がないかを調べる
        結果→他の部位に故障は見られなかった

    2.修理
       以上より、故障個所はコネクタのはんだ付け部分だけと判定できたのでコネクタのはんだ付けをしなおす。
    3.試験
      1.コネクタ付近の導通チェック
      • テスターにより調べる
        結果→問題なし

      2.コネクタ付近の非導通チェック
      • テスターにより調べる
        結果→問題なし
      3.Power Distributorボード接続後の動作チェック
      • MIRS本体にPower Distributorボードを搭載後、VMEラックの各電圧を調べる
        結果→問題なし

    4.故障の再発防止
    • メカニクスとバッテリの固定に関して改良方法に関しての協議を行った
      結果→配置の問題からバッテリの固定は難しいと判断、現状のままで競技会まで進むことにし、点検の周期を短くすることを決める

    以上でPower Distributorボードの修理報告を終了する。

関連文書
  • MIRS9801 Power Distributorボード製造仕様書(MIRS9801-ELEC-2000)