沼津高専 電子制御工学科
MIRS9801 マンマシンインターフェースボード試験報告書
MIRS9801-ELEC-5004-B03
改訂記録
版数 作成日 作成者 承認 改訂内容
A01 1999.9.7 田口 島村 初版
B01 1999.10.29 田口 島村 第2回目試験の報告を追加
B02 1999.11.10 田口 島村 改訂記録の修正
B03 1999.11.19 田口 山本 HTML文書コードの修正

1. 目的

マンマシンインターフェースボードの試験結果を報告するものである。

2.試験結果

    1.部品配置のチェック
    • 実装図を見て、部品の配置をチェックする。
        結果→40ピンコネクタを基板の表裏を間違えて取付けていた。
        修正→コネクタを付け直す。
        再結果→実装図の部品の配置と同じである。

    2.導通チェック

    • 回路図を見て、各部品につながるべき線がつながっているかをテスターで調べる。
      また、つながっていないことを調べる非導通チェックも行う。
        結果(1:抵抗)→抵抗の値がおかしい。
        原因(1)→330Ωの抵抗をつけなければいけないのを330KΩと間違えてつけている。(35個)
        修正(1)→330KΩと330Ωの抵抗を付け替える。
        再結果(1)→抵抗の値は正常となる。
        結果(2:IC)→IC(4513B)で導通すべき所が導通しておらず,導通すべきでない所が導通している。
        原因(2)→IC(4513B)の向きが逆。(部品配置のチェックミス)
        修正(2)→IC(4513B)の向きを反転させてつける。
        再結果(2)→IC(4513B)では導通すべき所が導通しており,導通すべきでない所も導通していない。
        結果(3:ジャンパ)→所々導通していない所がある。
        原因(3)→すべてのジャンパ線挿入個所でジャンパ線が挿入されていない。
        修正(3)→ジャンパ線挿入個所にジャンパ線を挿入する。
        再結果(3)→導通すべき所は導通しており,導通すべきでない所も導通していない。

        以上以外の所は,導通すべき所は導通しており,導通すべきでない所も導通していないため問題ない。

    3.TMPによる動作試験
    《第1回目試験》

      1.7セグメントLED順次表示試験
        Y,N,Returnの各キーを駆使してテストする。
        結果→4つの7セグメントLEDのうち23のLED(右から2個目)しか点灯せず,"0"ではなく0の1辺が欠けた,数字とはいえないものが表示される。
        修正→原因が判らないため,再び導通チェックし,修正する。
      2.7セグメントLED表示試験
        Y,N,Returnの各キーを駆使してテストする。
        結果→どの7セグメントLEDのどの数字もどこかしら1辺が欠けており,その上数字が表示される順番がおかしい。
        修正→1の試験の修正と同様。
      3.Green・RedLED点灯/消灯試験
        Y,N,Returnの各キーを駆使してテストする。
        結果→GreenLEDは点灯せず,RedLEDは点灯し続ける。
        原因→非導通であるべき所が導通している。
        修正→その部分だけ半田付けのし直し。
      4.4bitスイッチデータ読み込み試験
        4bitスイッチを"0"〜"9"まで1つずつ動かす。
        結果→"9"にしたときの信号が"0"と検出される。
        修正→原因が判らないため,スイッチを基板から外し,スイッチを1つずつ動かしてテスターにて出ている信号を調べる。この段階では問題無い。次にもう1度基板に取付け調べるが,ちゃんとした信号が出ない。そのため,再び導通・非導通チェックし,修正する。
      5.押しボタンスイッチ割り込み試験
        割り込み待ち状態になったら、スイッチを押す。
        結果→メニュー画面に戻ったため,問題無い。

    《第2回目試験》

      1.7セグメントLED順次表示試験
        Y,N,Returnの各キーを駆使してテストする。
        結果→4つの7セグメントLEDのうち23のLEDだけ点灯せず,その他のLEDは"0"ではなく0の1辺が欠けた,数字とはいえないものが表示される。
        原因→部品のピンが半田面と部品面の両方で半田付けされなければならない個所の半田付けがされていない。
        修正→半田面と部品面の両方で半田付けされなければならない個所を半田付けする。が,その後調べると,VccとGNDが導通していたため,再度,導通・非導通チェックをする。
      2.7セグメントLED表示試験
        Y,N,Returnの各キーを駆使してテストする。
        結果→どの7セグメントLEDのどの数字もどこかしら1辺が欠けており,その上数字が表示される順番がおかしい。
        原因→1の試験の原因と同様。
        修正→1の試験の修正と同様。
      3.Green・RedLED点灯/消灯試験
        Y,N,Returnの各キーを駆使してテストする。
        結果→Green・RedLEDとも点灯すべきときに点灯し,消灯すべきときに消灯したため,問題ない。
      4.4bitスイッチデータ読み込み試験
        第1回目のときと変わらずのため,引き続き導通・非導通チェックをする。
      5.押しボタンスイッチ割り込み試験
        省略

    《第3回目試験》

参考文献

番号 品名 ドキュメント番号/商品名 E/C 数量 単位 備考
100 標準MIRSのMMIボード回路図 MIRSDBMD-SBMD-0205-A E 1    
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