部品配置のチェック
- 用意するもの
基板、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器
- 検査
- PD基板製造仕様書の実装図を見て、部品の配置をチェックする。ICの向きに注意。
- ジャンパ線実装仕様書を見て、半田面と部品面を接続するジャンパ線の挿入個所を確認する。また、部品のピンが半田面と部品面の両方で半田付けされなければならない個所については、両面で正しく半田付けされているかを確認する。
- 配置およびジャンパが間違っていたら修正する。
導通チェック
- 用意するもの
基板、テスター、はんだごて、はんだ、はんだ吸い取り器
- 導通チェック
回路図を見て、各部品につながるべき線がつながっているかをテスターで調べる。なるべくはんだにテスターをあてず、部品の足にあてるようにすること。また、つながっていないことを調べる。
- 非導通チェック
パターン間の非道通試験はすべてについて行うことが望ましいが、困難なので少なくとも電源とグランドが短絡していないことを確かめる。
- 導通すべきところが導通してなかったら修正する。
- 電源とグランドが短絡していた場合、絶対に電源を供給してはならない。(電源を破壊する恐れがある。)
どこで短絡しているかを調べるのは非常に困難である。目視とテスタにより丹念に調べていくより方法がない。 低抵抗計を使用する方法があるが残念ながら本科には設備がない。
動作試験
- 用意するもの
- 基板、直流電源、テスター
- CN1にバッテリーをつなぎ、メインスイッチをオンにする。この時、赤色LED(メインスイッチのLED)が点灯し、CN3の2-3ピン間で+5V、1-2ピン間で+12V、2-4ピン間で-12Vが出ている事を確認する。
- メインスイッチを切り、バッテリーをCN2にもつなぐ。その後、モーター駆動スイッチを押す。この時、緑色LED(モーター駆動スイッチのLED)が消えており、CN5、CN6が0Vである事を確認する。
- スタートスイッチを押す。この時、緑色LEDが点灯し、CN5,CN6が7.2Vである事を確認する。但し、バッテリーの電圧により、変化する。
- ・メインスイッチによりLEDが点灯しない、+5Vが出ない。
- メインスイッチの故障
- STR9005の故障
- LEDの点灯回路の故障
- ・緑色LEDが点灯し、CN2が0Vでない。
- リレー1の故障
- ・緑色LEDが点灯せず、CN2が+7.2Vでない。
- 緑色LEDの故障
- ・緑色LEDが消灯せず、CN2が0Vでない。
- リレー回路の故障
- メインスイッチ・スタートスイッチを切り、CN5に右,CN6に左のモータをつなぐ。その後、CN4に下の図のような回路をつなぐ。
- 上図のSW1をON、SW2をONにしてメインスイッチ・スタートスイッチをONにする。この時、右のモータが正転している事を確認する。次にSW1をOFFにする。この時、右のモータが逆転している事を確認する。そして、SW2をONにして、モータが止まる事を確認する。
- メインスイッチ・スタートスイッチをOFFにして、2ピンにつながっていたものを4ピンに、3ピンにつながっていたものを5ピンにつなぎかえる。その後、eと同じ動作を確認する。
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