| 名称 |
MIRS2602 WAPS-APG600H動作確認 |
| 番号 |
MIRS2602-TEST-0002 |
| 版数 |
最終更新日 |
作成 |
承認 |
改訂記事 |
| A01 |
2026.08.18 |
森 匠未 |
|
初版 |
1. 概要
| 実施日 | 2026年8月7日 |
| 対象機器 | BUFFALO WAPS-APG600H(法人向け無線LANアクセスポイント、AirStation Pro、2012年発売) |
| ファームウェアバージョン | 1.18.1 |
| 目的 | ロボットのネットワーク構成刷新案(ESP32自身のAP機能を、この専用APに置き換えて一元化する案)に、この個体が使えるかどうかの一次確認 |
2. 前提・想定構成
現行構成では、ESP32自身がWiFiアクセスポイント(IPアドレス: 192.168.4.1)としてPC・ラズパイを収容している。今回検討している変更案は、ESP32をWiFiクライアント(STA)に切り替え、このAPG600Hをネットワークの親機に一元化するというものである。ESP32は2.4GHz(IEEE802.11b/g/n)専用でハードウェア的に5GHzには対応していないため、この用途には2.4GHz無線が正常動作することが必須条件となる。
3. 実施内容
- PC(有線LANアダプタ)とAPG600HのLAN1ポートを直結し、固定IPを設定して管理画面(既定ログイン
admin/password)にアクセスした。
- 2.4GHz(802.11g)を有効化し、テスト用SSID・WPA2-PSK/AESで暗号化設定を適用した。
- PCの無線アダプタでSSIDスキャン・接続を試行したところ、SSIDが一切スキャン結果に出現しなかった。
- 管理画面のシステム情報で無線状態を確認したところ、2.4GHz(802.11g)側は以下の異常値を示した。
- MACアドレス:
00:00:00:00:00:00
- チャンネル:
Ch 0 (Auto)(自動選択のはずが確定していない)
- ステータス表示は「有効」だが、対応する2.4GHz LEDも消灯したまま(公式FAQ上、無線有効時は点滅・点灯するはずの仕様)
- 切り分けのため以下を実施したが、いずれも症状は変化しなかった。
- 背面アンテナの差し直し
- AC電源のコールドブート(電源プラグの抜き差し)
- 工場出荷時設定への初期化
- 対照実験として5GHz(802.11a)を同条件(WPA2-PSK/AES)で有効化したところ、正常に動作した。
- MACアドレス:
84:AF:EC:5F:8A:D8(有効な値)
- チャンネル:
Ch 44+48 (Auto)(正常に確定)
- PCのスキャン結果にも
BUFFALO-5F8AD0_A として正常に出現・確認できた
4. 結論
| 項目 | 結果 |
| 有線LAN・Web管理画面 | 正常 |
| 5GHz(802.11a)無線 | 正常 |
| 2.4GHz(802.11g)無線 | 故障(MAC取得不可・チャンネル未確定・電波未送出) |
設定起因ではなく、この個体固有の2.4GHz無線モジュールのハードウェア故障と判断した。アンテナ・電源・設定初期化のいずれでも回復しなかったことから、基板上の2.4GHz無線チップまたはその周辺回路の物理的な不具合が濃厚である。
5. ロボットのネットワーク構成への適用可否
ESP32は5GHzに対応できないため、この個体は「ESP32のAP機能をAPG600Hに一元化する」という当初の用途には現状使用不可である。5GHz専用機としてであれば、PCなど5GHz対応機器同士の通信など別用途への転用は可能。
6. 次のアクション候補(未決定)
- 修理・点検に出す
- 動作品の別個体(WAPS-APG600Hまたは同等の2.4GHz対応AP)を用意する
- ESP32のSTA化構想自体を見直す
MIRS DATABASE