名称 MVP構想
番号 MIRS2502-DSGN-0002

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A02 2025.12.18 井出 基博 初版

目次


1. プロジェクトの概要

1.1. プロジェクト名 / ロボット名

散水奉行

1.2. 解決したい課題


夏場の暑い時期の工事現場での作業は非常に負担が高い。そのため、散水機構と自律走行機能により自動で地面を湿らせ、温度を下げることで作業者の負担を軽減したい。 また、散水機構とと清掃機構を組み合わせ、清掃も自動で行いたい。
特に優先したいのが自律走行機能による地面の自動散水機構であり、それを利用してブラシなどをアタッチメントとして取り付けられるようにし、清掃機能も実装する予定である。

1.3. 提供するコアバリュー

自動で散水、清掃を行うことによる作業者の負担軽減。


2. 仮想ユーザー (ペルソナ)

2.1. 名前

Aさん(50歳/道路舗装建設現場の現場監督)

2.2. 利用場所

道路舗装工事現場

2.3. 課題


3. ユーザーストーリー

Aさんは、道路舗装工事現場の現場監督である。夏場の暑い時期には、作業員の熱中症リスクが高まり、作業効率が低下してしまうことに悩んでいる。 また、工事現場の清掃作業も必要であり、本来の業務に支障をきたしてしまうことがある。 そのため、自律ロボットで自動化したい。


4. MVPの定義とゴール

4.1. MVPのコンセプト

コンセプトは「走行しながら散水を行える」である。

4.2. MVPゴール / 成功の評価指標 (KPI)

以下の基準を満たした場合、MVPは成功とみなす。

4.3. コア機能リスト (スコープ)

本MVPで実装する機能と、実装しない機能を明確にする。

Table1. コア機能リスト

優先度 機能概要
A (Must-have) スタートの合図(ボタン押下)を認識し、散水を開始する。
A (Must-have) テレオペの内容通りに走行を行う。
B (Nice-to-have) タンク内の残量を知らせる。
B (Nice-to-have) タンクを介さない直接散水
C (Not doing) マニュアル散水

優先度 A:最優先 B:できれば搭載したい C:最終的には搭載したい


5. シナリオイメージ

シーン1: 散水する場所までの移動

工事現場は日によって形が変わるため、マニュアル操作によって移動する。

シーン2: 散水範囲の認識

LiDARセンサを使用し、赤色のコーンを認識し、散水範囲を決定する。

シーン3: 散水の実行

散水範囲が決定したら、ロボットはその範囲に向かって移動し、散水を開始する。


6. 制約・前提


7. 購入予定物品

散水機構を作るにあたって必要な物品を以下に示す。

Table2. 購入予定物品

物品名 発注先 型番 単価(税込) 数量 価格(税込) URL 備考
コンテナボックス バンパーグレード樹脂43L 外寸法・高さ(mm)322 モノタロウ M-BP-45 BK 3,098 1 3,098 リンク先
ワンタッチ継手 メタルコネクタ -外形六角タイプ- ミスミ MSCNL12-4 320 2 640 リンク先
ポリウレタンチューブ 黒 長さ(m)5 内径(φmm)8 外形(φmm)12 モノタロウ 65419394 999 1 999 リンク先
メタル 散水ジェットノズル  モノタロウ 75753544 1758 1 1758 リンク先
購入したい理由を以下に示す。