名称 システム提案書
番号 MIRS2405-DSGN-0001

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A01 2024.06.21 幸航輝 香川真人 初版

目次



1.はじめに

1.1.背景・ニーズ

配布物を配っている人がいたとき、それをコミュニケーションの観点から受け取りづらい。これは、様々な場面で似た事例は発生する。
客引きロボット導入に向けた社会実験という論文より図1のようなことが示されている。

図1.Ratio of visited passers by for cake shop

図1,出典: Field Trial for Social Robots that Invite Visitors to Stores

この論文から分かること
この論文の結論より

このようなケースでロボットを用いるのは非常に有効である。


1.2.提案

物の配布の具体例を以下に示す

以上より、
物を配るという仕事の需要は未だに衰えておらず
むしろロボットの担う業務として適任であると考えられる。


2.プロジェクトテーマ・コンセプト


𝔊𝔘𝔏𝔏ℭ
Give You Link Life Connection

GULLC(ガルク)は、衰えない

"物を配る"

という需要に

"ヒトより効果的に"

技術で答えるロボットです


図2.プロジェクトロゴ


3.製品について

3.1.コンセプト

𝔊𝔘𝔏𝔏ℭのコンセプトを以下に示す

衰えない"物を配る"という需要に"ヒトより効果的に"技術で答える


3.2.特徴

上記を実現するためにロボットに搭載する特徴を以下に示す。


4.主な機能

4.1.物を配る機能

ロボットに搭載する6つ機能を以下に示す

1.人に物を渡す

図3.人に物を渡す,イメージ図


2.人を認識

図4.人を認識,イメージ図


3.自律して対象を選択

図5.自律して対象を選択,イメージ図


4.自動に人の受け取りやすい高さで渡す

図6.自動に人の受け取りやすい高さで渡す,イメージ図


5.自律して人をしばらくの間追従

図7.自律して人をしばらくの間追従,イメージ図


6.配布物を補充

図8.配布物を補充,イメージ図



5.外観イメージ

外観図を図9,10,11,12に示す。

図9.外観図1



図10.外観図2



図11.外観図3



図12.外観図4


6.開発項目

表1.開発項目

機能 優先度 開発項目 詳細機能
ものの受け渡し機能 A ロボットアーム ロボットアームによる受け渡し
物体認識 配布する物体の分類
人間認識(感知,分類,追尾) 配る対象の分類
配布物に応じた対象の決定
対象を追尾し配布物を渡す
自立走行機能 A 自律走行 LiDARおよびエンコーダによる自己位置推定
超音波センサによる衝突回避
人間感知 機械学習を用いた人の認識
人間の追尾と回避
エレベータの乗降 B ロボットアーム アームによるボタンの押下
目的地に応じたボタンの押し分け
物体認識 ボタンの位置認識
ドアの開閉の認識
配布物補充機能 B 自己位置推定 配布物の保管場所への自律移動
ロボットアーム アームを用いた自動補充
物体認識 補充が必要な配布物を自動で認識
マニュアルモード B リモコン リモコンで操作できる機能
自律走行不能な状況に陥った際の安全策
校内案内機能 C 音声案内 合成音声を用いた音声案内
表示案内 ディスプレイ等への地図やイベント情報、ロボットのステータスの表示
写真撮影機能 C ロボットアーム 客のスマホを用いた写真撮影
音声案内 合成音声を用いた音声案内
表示案内 写真の撮影方法(ロボットの使い方)の表示


7.購入予定物品

表2.購入予定物品

物品 型番 購入先 価格 個数 小計
24vDCギアモーター 100kg.cm/32rpm - stepperonline 2,058 2 4,116
シリアルバスサーボ 4~7.4V/300°/19kg SCS215 switch-science 2,420 2 4,840
タイミングベルト 7.9(mm)x939.8(mm) 370XL031 モノタロウ 1,969 1 1,969
リニアシャフト 100mm MYSAA10×100 モノタロウ 527 1 527
リニアシャフト 200mm SN10-200-S モノタロウ 1,529 1 1,529
合計金額 - - - - 14,036
残金 - - - - 5,964




MIRS DATABASE