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MIRS2401-0001-0001 - 第01回チームミーティング議事録
 
	
| 名称 | 
MIRS2401 システム提案書 | 
| 番号 | 
MIRS2401-DSGN-0001 | 
| 版数 | 
最終更新日 | 
作成 | 
承認 | 
改訂記事 | 
| B01 | 
2024.06.21 | 
松嶋昂平 渡辺尊 | 
青木悠祐 | 
初版 | 
1.はじめに
1-1.背景とニーズ
われら高専生はたびたびこんな不満を口にする。
「思っていたよりも活気がない」、「学びたいことが学べない」「寮が汚い」
こういった不満はたいてい事前に抱いていた期待との差によるものだ。
つまるところ"ギャップ"である。
実際、世間で学校入学前後でギャップを感じる人が多いのがこの大学入学前後のギャップの有無について尋ねたアンケートからもわかる。
 
 
図1、大学入学前後のギャップ
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000581.000003965.htm
 
 
また、事前情報を得る場として代表的なのはキャンパスツアーである。
 
しかし、従来のキャンパスツアーには問題がある。
 
キャンパスツアーは用意されたプログラムを体験するような形であり、普段の学校の様子を知ることができない。
 
また、自分の話が聞きたい相手と話ができる機会が少ないというのも問題である。
 
こういったキャンパスツアーに対する期待外れ感もまた"ギャップ"である。
 
 
これらのキャンパスツアーがもつギャップを解消することで入学後にギャップが原因で不満を感じる学生を少なくしていくことができる。
 
ギャップの解消のためには事前情報をしっかりとえることが重要だ。
 
しかし、こういった問題を解消するためには、かなりの人、お金が必要となることが予想できる。
 
そこで、私たちはロボットを使って問題の解決を図る。
 
 
2.プロジェクトテーマ
ここで私たちが提案するのはGAPlessです。 
このプロジェクトで、よりギャップの解消を助け、人生で重要な場面である自身の所属決定の場でのギャップの解消、GAPlessな状態にすることが目的です。 
 
 
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3.製品について
3-1.コンセプト
見学者主体の見学で、コミュニケーションを通じてギャップを埋めていくというコンセプトのもと以下をキャッチコピーとした。 
~ロボットと人との相互関係を通じてギャップのない世界へ~ 
3-2.特徴
キャンパスツアーを通じたギャップの解消という本プロジェクトの目的を踏まえ、以下の3つの主要な特徴を持つことになる。 
見学者とロボットとの間のコミュニケーション
 
ロボットとのやり取りを通じて資料や公開情報に基づいた中立的な事実、統計などの情報を得ることができる。
見学者と学校関係者、または見学者同士のマッチング
 
人間とのやり取りを通じてその人の実際の学校生活や学習に対する主観的な印象、経験などの意見を得ることができる。
見学者主体の学校案内 
見学者自身が見学個所、日時を自身で決められることでより本人が知りたい情報を得ることができる。
また、見学日を自分で決められるのでスケジュールにとらわれずに見学できる。
これらの特徴をもって、見学者の知りたい情報を十分に得ることができ、ギャップの解消につなげることができる。
また、このプロジェクトが想定しているユーザーは学生が主体となった案内を行うために志望している学生自身に絞り、その保護者は対象としない。
4.主な機能
4-1.マッチング機能
 
概要
在校生との,また見学者との会話の場を設ける.
ギャップを埋めるために在校生と直接話す機会を提供する.
詳細
在校生の登録
- 在校生を学年,学科,クラブ活動などの要素で属性付けし登録する
 
在校生の召喚
- 見学者が聞きたいことから,登録してある在校生の中で最適と思われる人物にアポイントを取る
 
- 話をする在校生の下へ案内する
 
4-2.コミュニケーション機能
 
概要
MIRSと音声で対話して質問に応対したり、普段の学校の様子を紹介したりする
詳細
質問応答
高さ調節
    - 昇降機構により,タッチしやすい高さに自動で調整する
 
4-3.ナビゲーション機能
概要
見学者を先導して目的地に案内する
詳細
自律案内
    - WEBアプリで事前に見学場所を登録しておき,ルートを生成する
 
    - MIRSとコミュニケーションを取りながら見学場所へ案内する
 
4-4.安全対策
概要
見学者主体の学校案内を実現するためにより安全対策を万全にする.
詳細
外装の工夫
    - 機体のの角に丸みをつける
 
    - 大きな非常停止ボタンをつける
 
機能的な工夫
5.外観イメージ
以下にに外観のイメージ、昇降機構のイメージを示す。
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6.開発項目
開発項目とその優先度を以下に示す
 
  | 基本機能 |  詳細機能 |   優先度 |  担当 |  補足 | 
 
 
  | マッチング |  見学者の興味を調べる |  A |  S |  アンケートをもとに興味のある分野を推測 | 
 
 
  | 在校生の登録 |  A |  S |  学科、学年、部活などの情報を登録する。登録する属性は探検休学などでアンケートを取り決定する | 
 
 
  | 適切な在校生を提案 |  A |  S |  上二つの機能を使って会話相手の提案 | 
 
 
  | 会話予定の締結 |  A |  S |  会話を希望する相手との予定を決定する | 
 
 
  | 在校生の呼び出し |  B |  S |  在校生を会話予定時間に呼び出す | 
 
 
  | 志望者同士のマッチング |  C |  S |  志望者同士の交流、合同見学の実施 | 
 
 
  | コミュニケーション | 
 音声認識 |  A |  S |  質問や停止要請に用いる | 
 
 
  | 質問への返答 |  A |  S |  認識した音声をAIに解答させる | 
 
 
  | 回答の読み上げ |  A |  S |  上で得た回答を音声で読み上げる | 
 
 
    | 高さ調節機能 |  A |  SME |  見学者の操作しやすい高さに調節する。中学生の意見を参考に | 
 
 
  | ナビゲーション |  見学者を先導する |  A |  SME |  設定されたルート通りに案内をする | 
 
 
  | コースの登録 |  A |  S |  見学可能な箇所、日時、属性を登録する。 | 
 
 
  | コースの選択 |  A |  S |  希望する見学個所、日時を登録する。また提案を行う | 
 
 
  | ルートの生成 |  A |  S |  見学場所に応じて移動ルートを生成する | 
 
 
  | 資料の提示 |  B |  S |  見学個所に沿った資料をディスプレイ、音声で表示 | 
 
 
  | 人同伴でエレベータに乗る |  C |  S |  ボタンは人に押させる | 
 
 
  | 安全対策 |  物理的な危険個所の排除 |  A |  M |  角を丸める、回転部を隠すなど | 
 
 
  | 衝突回避 |  A |  S |  人もしくは障害物が前にいるときに止まる、あるいは迂回する | 
 
 
  | 非常停止の増設 |  A |  SME |  見学者が押しやすい位置に緊急停止を増設する | 
 
 
  | 使用方法の提示 |  A |  S |  案内開始前に使用方法、暴走時の対処を示す | 
 
 
  | 遠隔停止 |  B |  ES |  遠隔で状態を監視し、停止させる | 
 
 
  | その他 |  荷物入れ |  B |  M |  荷物入れのスペースを作る、重心を下げる狙いもある | 
 
 
  | 装飾 |  C |  ES |   | 
 
ユーザーの直接手に触れる部分や、意見を取り入れる部分は体験入学の場で直接志望者にアンケートを取り参考に決定する。
また、ここではソフトの担当分野が多いが、WEBアプリなどは他の分野と独立して開発でき、またほかの担当者もソフト分野を一部担当する。
7.主要な購入物品
主要な購入物品を以下に示す
 
  | 品名 |  単価 |   個数 |  小計 |  備考 |  URL | 
 
 
  | モーター(7.2V) |  5500 |  2 |  11000 |  昇降用(検討中) |  URL | 
 
 
  | 定荷重ばね |  1969 |  2 |  3938 |  昇降用(検討中) |  URL | 
 
 
  | iPad |  0 |  1 |  0 |  学生課から借用予定(要確認) |   | 
 
 
  | 合計 |   |   |  14938 |   |   | 
 
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