| 名称 | MIRS2304基本設計書 |
|---|---|
| 番号 | MIRS2304-DSGN-0002 |
| 版数 | 最終更新日 | 作成 | 承認 | 改訂記事 |
|---|---|---|---|---|
| A01 | 2023.10.13 | 杉山珠里, 長岡さゆり, 中野光稀, 遠藤泰介, 野村洸達, 國嶋悠悟, 林煌之助, 上野晴瑚 | 初版 | |
| A02 | 2023.10.20 | 杉山珠里, 長岡さゆり, 中野光稀, 遠藤泰介, 野村洸達, 國嶋悠悟, 林煌之助, 上野晴瑚 | 青木 |
第2版 「3.1.メカニクス」を変更 「3.2.エレクトロニクス」を変更 「3.3.ソフトウェア」を変更 「5.購入物品」を変更 |
| A03 | 2023.11.22 | 杉山珠里, 長岡さゆり, 中野光稀, 遠藤泰介, 野村洸達, 國嶋悠悟, 林煌之助, 上野晴瑚 | 青木 |
第3版 「3.2.エレクトロニクス」を変更 |
| A04 | 2023.12.18 | 杉山珠里, 長岡さゆり, 中野光稀, 遠藤泰介, 野村洸達, 國嶋悠悟, 林煌之助, 上野晴瑚 | 青木 |
第4版 「3.2.エレクトロニクス」を変更 |
| A05 | 2023.12.19 | 杉山珠里, 長岡さゆり, 中野光稀, 遠藤泰介, 野村洸達, 國嶋悠悟, 林煌之助, 上野晴瑚 | 青木 |
第5版 「3.2.エレクトロニクス」を変更 |
| A06 | 2023.1.19 | 杉山珠里, 長岡さゆり, 中野光稀, 遠藤泰介, 野村洸達, 國嶋悠悟, 林煌之助, 上野晴瑚 |
第5版 「3.2.エレクトロニクス」を変更 |
PETBOTはペットボトルの分別を手助けし、ゴミ捨て場(集積所)まで自動運搬するロボットである。
分別後のペットボトルしか受け付けないようにすることで、良質な使用済みペットボトルの回収を実現する。
投入量が規定以上になるとゴミ置き場へ自動運搬する機能を取り入れることで、ゴミが溢れるという事態を防ぐとともに回収の負担を軽減する。
自動運搬ではアームを用いたエレベータの自動乗降を行う。
<使用方法>
使用者は空になったペットボトルを、ラベルを剥がした状態でPETBOTまで持ってくる。
PETBOT上部の2つの穴に、ペットボトル本体とキャップをそれぞれ投入する。
PETBOTがキャップの有無とペットボトルの中身を確認する。
分別ができていることが確認できると、投入防止板が動いてペットボトルとキャップが回収される。
※ペットボトルは自動販売機で売られている大きさまで対応。
以下にPETBOTのシステム構成を示す。
PETBOTの外観図を図1に示す。
外装は円形で、プラスチックダンボールを用いて作成する。
図1.PETBOTの外観図
内観図を図2に示す。
一番上のふたの下にもう一枚板があり、そこで水検知センサにより飲み残しを検知する。
その下に左右に動く板(モータで動作する)がある。この板は普段はペットボトルやキャップの真下にあり、
ゴミの通過をふさいでいるが、ペットボトルがセンサを通過すると左右にずれる。
これによってペットボトルは下のゴミ箱に落ちる。
キャップは外装とゴミ箱の隙間に落ちるようになっている。
図2.PETBOTの内観図
ゴミ投入機構のアップの図を図3に示す。
図3.ゴミ投入機構
また、製作する部品を表1に示す。
表1.制作部品
| 部品名 | 材料 | 概要 |
|---|---|---|
| トップボード | アクリル板 |
アクリル板にペットボトルとキャップの穴を開ける ロボットアームを設置する機構を制作 |
| アンダーボード | アクリル板 | アクリル板にペットボトルとキャップの穴を開ける |
| キャップ誘導筒 | プラスチックダンボール | 筒状に制作 |
| ゴミ投入防止板 | アクリル板 | ペットボトルが落ちない幅に加工 |
| ゴミ箱 | MDF,アクリル板 |
板4枚を使って加工・制作 キャップ誘導筒の穴を開ける |
| 支柱 | アルミ柱 | ゴミ箱の高さに合わせて加工 |
| 上段シャーシ | アクリル板 | 支柱が立つように加工 |
| 外装 | プラスチックダンボール | 外装の形に合わせて制作 |
基本接続図を図4に示す。
図4.基本接続図
電源に関する仕様を表2に示す。
表2.電源の仕様
| 名称 | 電圧 | 個数 | 供給先 | 供給方法 |
|---|---|---|---|---|
| モバイルバッテリー | 5 | 1 | Raspberrypi | USB |
| 駆動用バッテリー | 7.2 | 1 | モータドライバ(キャップ用) | 電源ボードを介したワイヤ |
| モータドライバ(移動用R) | ||||
| モータドライバ(移動用L) | ||||
| 緊急停止ボタン | ||||
| 電源ボード | 1 | Arduino | ||
| 緊急停止ボタン | 1 |
移動に関する仕様を表3に示す。
表3.移動の仕様
| 名称 | 個数 | 供給元 |
|---|---|---|
| 超音波センサ(本体横用) | 4 | Raspberrypi |
| フォトリフレクタ | 3 | Raspberrypi |
| アーム | 1 | Raspberrypi |
| モータ(移動用R) | 1 | Arduino |
| モータ(移動用L) | 1 | Arduino |
| モータドライバ(移動用R) | 1 | Arduino |
| モータドライバ(移動用L) | 1 | Arduino |
| エンコーダ(移動用R) | 1 | Arduino |
| エンコーダ(移動用L) | 1 | Arduino |
| タッチセンサ | 1 | Arduino |
投入部に関する仕様を表4に示す。
表4.投入部の仕様
| 名称 | 個数 | 供給元 |
|---|---|---|
| カラーセンサ | 2 | Raspberrypi |
| フォトトランジスタ(キャップ用) | 1 | Arduino |
| 赤外線LED(キャップ用) | 1 | Arduino |
| サーボモータ(キャップ用) | 2 | Arduino |
状態表示に関する仕様を表5に示す。
表5.状態表示の仕様
| 名称 | 個数 | 供給元 |
|---|---|---|
| LED | 2 | Arduino |
| スピーカー | 1 | Raspberrypi |
機能概要を表6に示す。
表6.機能概要
| 機能 | 概要 | 自動運搬機能 | ゴミの品質の向上機能 | 状態表示機能 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|
| 基本走行 | 衝突回避 | エレベータ | 投入機構 | |||
| モータ駆動 | モータの回転 | ◯ | ◯ | ◯ | ||
| 超音波測定 | 超音波センサの読み取り | ◯ | ◯ | ◯ | ||
| 水検知 | ペットボトル内の液体を検知 | ◯ | ||||
| 飲み残し判別 | 飲み残しの量を確認 | ◯ | ||||
| アーム駆動 | アームを動かす | ◯ | ||||
| ライントレース | フォトリフレクタの読み取り | ◯ | ||||
| 音声 | 音を鳴らす | ◯ | ||||
| LED | LEDの点灯、消灯 | ◯ | ||||
Arduinoに搭載する機能
開発工程表を図5に示す。
図5.開発工程表
表7に購入物品を示す。
表7.購入物品
| 物品 | 価格 | 型番 | 購入先 | 優先的に購入 |
|---|---|---|---|---|
| MDF 厚さ5.5 幅300 高さ900 ×4 | - | - | - | - |
| アルミ角パイプ 10×10×3m | - | - | - | - |
| プラスチックダンボール | - | - | - | - |
| アクリル板 厚さ3mm | 0 | - | - | |
| TCS34725使用 カラーセンサモジュール(白色LED搭載) | 1,220 | 1334 | 販売ページ | 〇 |
| セットカラー | - | - | - | - |
| 超音波センサ ×2 | 836 | ADA-4742 | 販売ページ | 〇 |
| モーター | - | - | - | - |
| モータードライバ | - | - | - | - |
| 車輪(ゴム一体車輪) | - | - | - | - |
| スピーカー | - | - | - | - |
| ロボットアーム | - | - | - | - |