名称 MIRS2302 エレクトロニクス詳細設計書_エンコーダ信号降圧基板
番号 MIRS2302-ELEC-0002

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A1 2023.12.17 眞邉 開 大沼先生 初版

1.概要

本基板は、MIRS2302の機体においてモータのエンコーダ信号をJetsonで読み取るために作成する。

エンコーダから出力される信号をArduinoに直接入力しつつ、降圧したものをJetsonに入力することでArduino/Jetson両方が同時に同じ信号を読み取る。



2.分圧比について

ArduinoのデジタルI/Oの電圧は5Vであるが、JetsonのGPIO電圧は3.3Vである。

しかし、試験的にエンコーダの信号を抵抗で3.3Vに分圧し、これをJetsonに入力したところ正常に電圧を読み取ることができなかった。

原因を調査すると、Jetson nanoの内部プルアップ/プルダウン抵抗によって分圧比が狙ったものになっていないことがわかった。

そこで、実際にjetsonで動作確認をしつつ、内部抵抗を加味した分圧比を調査した。

結果として、次に示す抵抗値を用いることでエンコーダの信号をJetson nanoで読み取ることに成功した。

エンコーダ信号 3.9kΩ Jetson nano GPIO 100kΩ GND


3.回路図

次に示す回路を用いて、エンコーダ信号をJetsonで読み取る。



4.使用部品

部品名 数量 備考
ユニバーサル基板 1 共通部品
4ピンコネクタ (メス) 4 共通部品
5ピンコネクタ (メス) 1 共通部品
抵抗 (3.9k) 4 共通部品
抵抗 (100k) 4 共通部品
抵抗 (1k) 4 共通部品



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