-目次-

1. 背景
2. プロジェクトテーマ
3. 製品コンセプト・特徴
4. 主な機能
5. 外観イメージ
6. 開発項目
7. 主要な購入物品

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1. 背景・ニーズ

本は内容などによって1000個のグループに分けられており、それに従って本を管理する。
司書はこれらの区分を覚えていなければならない大変な業務である。
沼津高専の図書館でも1日80冊程度の本の貸し借りが行われている。
手作業で本の点検、消毒、返却作業を行うので大量に本が来ると非常に大変である。
私たちは本の運搬作業を行うロボットを作ろうと考えた。

2. プロジェクトテーマ

としょかえる

このロボットは、「図書館＋かえる」がコンセプトの本返却ロボットである。
自動で重たい本の仕分けを行い、運ぶ手間を減らして図書館司書の仕事を軽減する。

図1 プロジェクトロゴ

3. 製品コンセプト・特徴

皆さんは本を借りたとき、返すのが面倒だと感じたことはありませんか？
図書館司書は一日に何冊もの本をもとの位置に戻す必要があります。
イベントの開催やオススメの本の紹介などに時間を割きたい司書にとって本の配架は大きな負担になっています。
としょかえるはその負担を大幅に軽減し、司書と利用者のつながりを深めることを目標としています。
としょかえるは司書が消毒した本を所定の位置に置いて帰って来ることが特徴である。

4. 主な機能

・バーコードの読み取り
司書が、返却された本のデータを読み取るための機能。図書館システムとの連携が可能なら取り付けない。
・本の仕分け
蛇腹構造の側面にLEDを付ける。読み取った本を挿入する順番を表示することができる機能。
・本の搭載
蛇腹機構を設置し司書が返却された本を表示される順番に挿入する。
・本の運搬
モータを２つ使用し、ライントレース走行をする機能。
・衝突防止
前方に超音波センサを取り付ける。前方に図書館利用者を検知したら停止し、衝突を避ける機能。

5. 外観イメージ

寸法は幅、奥行き490mm、高さ1100mmである。
寸法と幅は標準機の大きさに合うようにしてあり、高さは人の腰くらいの高さに合わせている。

図2 としょかえる外観イメージ

6. 開発項目

図3 開発項目説明

優先度を
・A：必須(1月の発表会に必要な機能)
・B：是非(社会実装に必要な機能)
・C：できれば(高機能化するための機能)
で表す。

Table.1 優先度A 　　 　　 　　 　　 　　 　　 　　 　　 　　

部署	項目	内容
メカ	蛇腹構造	本を入れる蛇腹構造
メカ	外装	見た目を整える
メカ	滑り台	本を落とす
ソフト	運搬プログラム	図書館を走るライントレースのプログラム。
ソフト	本の仕分けプログラム	バーコードリードプログラムを通してどの本か判断するプログラム。
ソフト	衝突防止プログラム	人と衝突しないためのプログラム。
ソフト	バーコードリードプログラム	バーコードを読み取るためのプログラム。
エレキ	素子の取り付け	ライントレースを制御するためのフォトリフレクタを取り付ける。
エレキ	モータの取り付け	蛇腹を押し出すためのモータを取り付ける。

Table.2 優先度B 　　 　　

部署	項目	内容
メカ	滑車を使ったリフト	本を入れる箱を持ち上げる。
ソフト	図書館システム連携	図書館のシステムと連携する。

Table.3 優先度C 　　

部署	項目	内容
メカ	専用の返却ボックスの作成	本の分類ごとに作る。

7. 主要な購入物品

Table.4 購入予定部品

物品名	型番	単価(税込み)	数量	価格(円)	商品URL
バーコードリーダー	53828313	3729	1	3729	販売ページ
滑車	K50-05	1493	3	4479	販売ページ
アルミフレーム	NFS5-2020	6000	1	6000	販売ページ
アルミプレート	L-PNLNP-500-500-3	5000	1	5000	販売ページ
プラスチック段ボール		4609	1	4609	販売ページ
アクリル板		2409	1	2409	販売ページ
フォトリフレクタ	LBR-127HLD	50	4	200	販売ページ
LED	C-552SR	90	2	180	販売ページ
合計				26606