名称 MIRS2104システム提案書
番号 MIRS2104-DSGN-0001

版数 最終更新日 作成 承認 改訂記事
A02 2021.7.12 浅野悠也 香川先生 第2版

目次



1.はじめに


2.プロジェクトテーマ

プロジェクトテーマ名は、CiDerプロジェクトである。

CiDerは、Crossing IDentify Education Robot(横断 見極め 教育 ロボット)の頭文字をとったものである。


3.製品コンセプト

「子供と一緒に横断歩道を渡るロボット」

私たちは、主に小学校低学年の児童と一緒に横断歩道を渡るロボットが必要であると考えた。
このロボットは、あえて、移動速度を遅くする予定である。
これは、ロボットを疑似的に子供の弟や妹に見立てるためである。
信号のない横断歩道を渡るときに、子供より歩くのが遅いロボットと一緒に渡るとなれば、
子供は、ロボットの歩速に合わせて横断歩道を渡ろうとすると考えた。
自分より歩速の遅いロボットと横断歩道を渡る経験を通じて、適切な横断のタイミングを学んでもらい、
小学生の交通事故件数の減少に貢献できると考えている。
完結出生児数が現在よりも高かった昔は、こういった経験は兄弟や姉妹を通じて学んできた物である。
そういった経験をこのロボットで疑似体験してもらいたいと考える。



4.システム外観

外観イメージをfig1に、使用時のイメージをfig2に示す。

fig.1 外観イメージ

fig.2 利用時のイメージ


5.機能、特徴


6.想定されるユーザ


7.動作シナリオ

動作シナリオとして、fig3にフローチャートを示す。
まず初めに、ロボットが子供の接近を検知したときに、ロボットから音声で、「一緒に横断歩道を渡らない?」などの音声を出します。
もし、子供がロボットの手を握ったとき、握っている間は、ロボットは進行方向に進みます。
その後、カメラで横断歩道を渡り切ったことを検知したら、ロボットは自動で停止します。

fig.3 フローチャート


8.仕様一覧

fig4,fig5,fig6,fig7,fig8及びfig9にハードの変更点に関する図を示す。

fig.4 機体下部1

fig.5 機体下部2

fig.6 腕部の収納1

fig.7 腕部の収納2

fig.8 腕部の収縮1

fig.9 腕部の収縮2


寸法及び速度
寸法は、高さが80~120cm、速度を0.5~1.0m/sとします。
これは、MIRSを3~6歳にみなせるような形としたいと考えたためです。
参考までに、3~6歳の平均身長は93~100cm[3]であり、平均的な歩速は1.0~1.2m/s[4]です。
バッテリーは、標準機の物をそのまま利用します。
駆動用モータ及びカメラは標準機の物に加えてそれぞれ1台ずつ購入する予定です。

9.購入物品一覧

Table5に購入予定物品一覧を示す。

Table 5 購入予定物品
名称 購入先 詳細
PLAフィラメント
アルミ角パイプ
塩ビ板カラー
腕部モーター​
タイヤ大・小​
モノタロウ 検討中
タッチセンサ 秋月電子通商 検討中
カードリーダー スイッチサイエンス 検討中

10.参考文献





MIRS2104ドキュメント管理台帳へ