名称 | MIRS2005エレクトロニクス詳細設計書 |
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番号 | MIRS2005-ELEC-0001 |
版数 | 最終更新日 | 作成 | 承認 | 改訂記事 |
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A01 | 2020.10.28 | 榊原里樹 | 大沼先生 | 初版 |
本ドキュメントは、ソラシ♬プロジェクトのエレクトロニクス詳細設計書である。
Table1に作成物を示す。
作成物 | 機能 | 標準機からの変更箇所 |
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電源ボード | 駆動用モーターの制御 | 緊急停止スイッチの押下読み取り回路の追加 |
緊急停止用スイッチ | 緊急時の停止 | |
Raspberry Pi用シールド基板 | Raspberry Pi配線のため | 超音波センサと緊急停止用スイッチの読み取り追加 スピーカー用アンプの電源追加 |
スピーカー | 音声発声のため | 3.5mm端子からUSBオーディオ変換ケーブルを通してUSB接続 アンプを通す |
マイク | 音声認識のため | 3.5mm端子からUSBオーディオ変換ケーブルを通してUSB接続 |
システム構成をFigure1に示す。
Figure1 システム構成
Figure1に示されている緊急停止用スイッチでは、通信の機能以外すべて停止する。
そのため、モータの停止は緊急停止スイッチで駆動用バッテリ(7.2V)の電源を遮断することによって行う。
その他の音声などの機能は、緊急停止用スイッチをRaspberry Piで監視することによってソフト的に行う。
Raspberry PiとArduinoの電源は緊急停止用スイッチでは落ちないが、再び動作させるためには制御系電源(5V)の電源を手動で落とす必要がある。
Figure2に電源ボードの構成を示す。
Figure2 電源ボードの構成
Table2に記号名と部品名の対応を示す。
記号名 | 部品名称 |
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MCB | モータ制御ボード |
SW1-1 | 緊急停止スイッチ |
SW1-2 | オルタネート型押しボタンスイッチ |
ARDUINO | Arduino Uno |
RASPBERRY_P | Raspberry Pi 4 Model B |
電源ボードには緊急停止用スイッチを付け、これを押すことによって7.2V電源を遮断することによりモータを停止させる。
さらに、これの読み取りをRaspberry Piで行いソフト面も停止させる。
Figure3にArduinoの構成を示す。
Figure3 Arduinoの構成
Table3にArduinoの使用ピン一覧を示す。
ピン番号 | 接続デバイス | IN/OUT | 備考 |
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2 | 左エンコーダ(A層) | IN | プルアップ・割り込み(CHANGE) |
3 | 右エンコーダ(A層) | IN | プルアップ・割り込み(CHANGE) |
4 | 左エンコーダ(B層) | IN | プルアップ |
7 | 右エンコーダ(B層) | IN | プルアップ |
8 | 右モータ(DIR) | OUT | 方向信号 |
9 | 右モータ(PWM) | OUT | PWM信号 |
11 | 左モータ(PWM) | OUT | PWM信号 |
12 | 左モータ(DIR) | OUT | 方向信号 |
A5(19) | バッテリー電圧 | IN | 抵抗分圧により1/2倍値を入力 |
Figure4にRaspberry Piの構成を示す。
Figure4 Raspberry Piの構成
Table4にRaspberry Piの使用ピン一覧を示す。
ピン番号 | 接続デバイス | IN/OUT | 備考 |
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GPIO2 | I2Cレベル変換器(SDA) | OUT | I2Cレベル変換器(SDA)を通して超音波センサ(SDA)へ |
GPIO3 | I2Cレベル変換器(SCL) | OUT | I2Cレベル変換器(SCL)を通して超音波センサ(SCL)へ |
GPIO7 | 電源ボード | IN | 抵抗分圧により1/3倍値を入力 |
5V | アンプ | IN | アンプを5V動作 |
各パートのドキュメントへのリンクを以下に示す。
メカニクス詳細設計書
ソフトウェア詳細設計書