名称 | MIRS1902 完了報告書 |
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番号 | MIRS1902-REPT-0004 |
版数 | 最終更新日 | 作成者 | 承認者 | 改訂記事 |
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B01 | 2020.2.21 | 藤森 元太,露木 大雅 | 第1版 |
本ドキュメントはMIRS1902,MIRcarrieS PROJECT の完了報告書についてのドキュメントである.
各パートの主な開発項目を以下に示す.
メンバー:伊藤壮太 松崎稜
・キャタピラ作成メンバー:勝又大地 藤森元太 眞守泰典
・Arduino unoシールド製作メンバー:芦澤辰憲 飯尾成輝 芹澤零士 露木大雅
・衝突回避機能一年間ものづくりのプロセスを体験する中で,うまくいかないことが多くあったというのはほぼ全員が感じたことであると思うが,将来エンジニアになった時に生かせる反省点がたくさん見つかった. その反省点の中で最も反省すべきことを挙げるとしたら,我々MIRS1902の班員がやりたかった事や,このMIRS開発され普及した後の未来の様子というものを上手く伝えられなかった事である. 機体が予定していた機能を搭載できていなかったり,デモ動作が完全に最低限の動作であったりと,実機でのアピールができなかったという事も要因ではあるが,中間発表や高専祭展示のフィードバックを見る限りではそういった発表や展示の機会に, 周りに対して我々の訴えたいところが伝わっていなかったという結果になっているので,やはりもっとこのプロジェクトの魅力というものをアピールすべきだったという直接的な要因が大きいと思う. ただ,既存の"MIRS"の否定から入った我々の意志は"MIRcarrieS"として残り,来年以降のMIRS開発に取り組む後輩に引き継いで貰うことができれば,良い転換点になると思っているので今後にも期待をしてこれを総括とする.
以下にそれぞれの所感を示す.
MIRSが始まる前は自分に強みというものが全くなく自信が無い状態でしたが、プロジェクトを進めていく中で任せられた仕事を達成したことや、ソフト担当としてモータ制御を行い階段を無事登らせることできたことで以前より少しは自信がつきました。 使う材料や設計を全て自分たちで決めてロボットを作るのは初めての体験でトラブルもたくさんありましたが、問題を解決するためにどこを直すべきか考え様々な原因を予測する力がつきました。 また、問題が起こるのを事前に防ぐ設計や指示の仕方をすることの大切さについても改めて気づくことができました。このプロジェクトを通して学べたこと、修得したことを就職した際も活かしていけたらと思います。
MIRSが始まった当初ソフト担当として活動していく予定だった。しかし、終わってみればソフトの仕事も確かにあったがメカやエレキとその他の仕事といろんなことをしすぎた。 本当はソフト一筋がよかったけど全部やるのもD科らしいと言える。発表会は絶対1位だと思っていた位いいMIRSができた。階段昇降、自動充電、人工知能はこれからのMIRSに影響をあたえる伝説のMIRSとなっただろう。
「階段昇降」という大きな課題に挑むなかで、自分の強みを活かすことができた。一段目を自力で登れないなど課題は残ったが、大きな一歩を踏み出すことができたと思う。大きな問題に直面しても、挑戦し続けることで道は開けると信じたい。 僕を支えてくれたチームメイトに感謝を示すとともに、僕もまたチームメイトを支えられたこと、すなわち支えあいを誇りに思う。
階段を上がることを目標にしてギリギリまで登れるか心配だったけど無事階段を登ることができてよかったです。基盤をkicadや基盤加工機を用いて印刷するのはとても大変だったけどとても良い経験になりました。 前日に印刷した基盤が電力に耐えれず断線してしまってとても焦ったけど急遽印刷し直して無事元通りになってとても良かったです。仲間と協力して目標に向かって一つの機体を作り上げることの楽しさを学ぶことができました。とても楽しかったです。
プロジェクトマネージャーを務めはしたが,プロジェクトマネージャーとしての仕事はあまりしておらず,いちソフト班のメンバーとして活動をしていた気がする。 ソフトとしての仕事としてはインターン先で学んだ知識を活かしてWebアプリの開発を行えたため,自分の自信につながった。ただ実際の発表会当日にMircarrieSとWebアプリを使ったデモを校内走行のでもを見せられなかったのは残念だった。 PMの一番の仕事として発表会のときにステージで話したが,本番になると覚えた原稿が少し飛んだり,緊張で自分が何を言っているか分からなくなったりもした。やはりああいった発表は練習をしっかりして,一人で全部話しきったほうがかっこいいと思う。 なんにせよ動いてよかった。
「ものづくりは楽しい」と班員が思ってくれたら幸いです.
今回エレキとDMを任されたが,パソコン操作が苦手だったので最初はDMの仕事を全うできるか不安だった.しかし,作業をやっていく中でブラインドタッチができるようになり,作業効率が上がったことがすごくうれしかった. エレキとしては,自作で充電器を作ったことで,できた時の感動を知った.エレキにおいてもDMにおいてもそうだが,少しTLに頼りすぎてしまったところがあったので,自分でもっと調べて効率を上げればよかったとは思う. なかなか大変な1年ではあったが,みんなと協力してMIRSを作ったことはすごく楽しかった.また,技術面においても自分の成長が感じられる部分が大きかったので良かった.MIRSで得たことを,これからの生活で活かしていきたい.
メカニクスとしてやるべきことをやったかときかれると、曖昧に思う節がある。初めは誰にでも創作意欲があふれており、階段昇降機構をはじめとする数多くのアイデアをもとにプロジェクトを進めてきたが、実際に達成できたものといえば、 キャタピラ機構の製作だけが顕著なものだと思う。ソフトウェア班、エレクトロニクス班の負担を考慮すれば、機構が削減できたといえば聞こえはいいが、使うことはなくとも製作までには至りたかった。 ただ、通常の授業では体験できないようなこともMIRSを通じて、多くの新しい体験ができたことは就職してからの将来に必ず役立つと感じた。強いて言うならば、プロジェクトの活動を行った際に、毎回ワークレコードを忘れずに記録することも心掛けていきたい。
今回のプロジェクトを振り返って、初めは半年以上の期間でMIRSを作り上げることに実感がない状態でしたが、機体が出来て実際に動いているところを見たり、次第にやることが増えてくると、チームでMIRSを作っているという充実感のようなものを感じることができました。 また、何かを製作するにあたって、完成したら終わりではなく、そこから何らかの不具合が必ず発生するということを痛いほど知ることができました。 もちろんチームで協力して何かを作り上げるというのは、とても良い経験になりました。この経験は近い将来絶対に役に立つと思います。